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こんな疑問におこたえします。
・優先順位が高いメンテナンスがわかる
・いくら積立てれば、どんなメンテナンスができるのかがわかる
・ムリなく毎月の積立てができる
私は設計士であり、自分の家を建てた2児のママです。
仕事柄、マイホームは10年後からお金がかかることは痛感しています。
なので、毎月メンテナンス費用を積立ててます。
といっても、じつは現在ダブル育休中なので手取りが少ない!(平均年収以下(/_;))
ですが、ローンの返済、子供の学費にくわえて、毎月ムリなくメンテ費用を貯められています♪
この記事では、設計士の目線から優先度の高いメンテナンスと、積立てるべき金額をお話します。
今を大事にしながら、ムリなくメンテ費用を積み立てましょう!
家のメンテナンス費用は、最低毎月○○円積立てよう!
家のメンテナンスにそなえて、最低
木造:\11,000/月
鉄骨・コンクリート造:\14,000/月
積立てましょう。
根拠
↑はat homeで2021年におこなわれた、“新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査”データです。
木造は36.8年で470.2万円。月換算にすると、4,702,000(円)÷(12(ヶ月)✕36.8(年))=10,647.64≒\11,000
鉄骨造は36.8年で617.7万円。月換算にすると、6,177,000(円)÷(12(ヶ月)✕36.8(年))=13,987.77≒\14,000
住宅ローンの借り換えはモゲチェック
家を長持ちさせるには○○円のメンテナンス費用では足りない?
↑のデータは、あくまで実際かかった修繕費。月1万円は、修繕費の積立額になります。
修繕というのは、「不具合が起きてから直すこと」。
人間でいう、「ガンになってから治療をする」ようなイメージです。
メンテナンスには、各部位ごとに「メンテナンス推奨期間」というものがあります。
つまり、「○年以内にメンテナンスすれば長持ちしますよ」という期間です。
どうやらほとんどの家庭が、メンテナンスを推奨期間内にできていません。
それは、メンテ費用を貯めていなかったからだと、私は思います。
それもそのはず、↑のデータでは9割以上の家庭はメンテ費用の積立てをしていないというデータがあります。
ちなみに、メンテ費用は100万円以上もざらにあります。
「まだいける、まだいける」とメンテを先延ばし…しまいには雨漏りなどの不具合が出て、ようやく「修繕」、という流れが、イメージできませんか?
もし老後もマイホームに住みたいのなら、「修繕費」の積立てだけでは足りません。
「メンテナンス費用」もしっかりと積立てておきましょう!
住宅ローンの借り換えはモゲチェック優先順位別!家のメンテナンス費用
月1万円の「修繕費」の積立では、ローンが払いおわる頃には住みかえないといけなくなるかもしれません。
そのために、しっかり「メンテナンス」費用を貯めて、メンテナンスをしましょう!
おそらくほとんどの方が、家のメンテのために毎月5万円以上積立てるのは厳しんじゃないでしょうか。
でも大丈夫♪メンテナンスにも、優先順位があります。
家のメンテナンスには大きくわけて
・家を長持ちさせるには必須のメンテナンス
・設備の交換や使いやすさを保つメンテナンス
・快適さや見た目を保つメンテナンス
の3つがあり、上にいくほど優先順位が高いです。
それでは、それぞれのメンテナンスにはいくら積立てがいるのでしょうか?
※以下でご紹介するメンテナンス項目、期間、積立額は、住宅産業協議会 住まいと設備のメンテナンススケジュールガイド60年版を参考にしております。
積立額は素材によって変わってくるので、「一番負担額の大きい素材」で計算しております。
期間は幅があるので、平均をとっております。
1位:「家を長持ちさせる」メンテナンスと費用
家を長持ちさせるためのメンテナンス項目
家を長持ちさせるために必須のメンテナンスは、
↑赤字のメンテナンスです。(あれば、バルコニーと天窓のメンテナンスも必要です。)
なぜなら、お家にお水とシロアリは大敵だからです。
水やシロアリの侵入をゆるした瞬間から、家の寿命はちぢまります!
家を長持ちさせるメンテナンス内容、期間、費用
参考:住宅産業協議会 (※屋根と外壁を同時に行い、足場代は1回分かかったとする)
雨水やシロアリをしっかり予防するために、↑のメンテナンスを期間内にやりましょう。
お家を長持ちさせたいなら、メンテナンス費用は\21,000/月積立てましょう。
バルコニーがある場合
1つにつき、¥4,300/月を、追加して積立てましょう。
天窓がある場合
1つにつき、¥1,000/月を、追加して積立てましょう。
※屋根、外壁メンテと同時に行い、足場代は1回分とする
住宅ローンの借り換えはモゲチェック
2位:「設備交換」のメンテナンスと費用
メンテナンス項目
家の長持ちに加えて、住宅設備までしっかり管理したいなら
↑の赤字までメンテナンスしましょう。
メンテナンス内容と期間
住宅設備は、10年ほどで細々した部品の交換が必要になり、15~20年に設備全体の交換になります。
積立額
住宅設備すべての交換分を積立てるなら、
+\29,000/月
(※2Fトイレがあれば+\2,100、太陽光パネルがあれば+\3,400それぞれ追加)
してください。
つまり、バルコニー天窓2Fトイレ太陽光がない場合、\50,000/月積立てれば、家を長持ちさせられ、住宅設備も快適に使い続けられます。
内訳
設備と積立額の内訳です。
必要な設備を選んで、その分を\21,000(長持ちに必須なメンテ積立て額)に追加して積立てておきましょう。
キッチン:\11,500/月
洗面:\2,100/月
お風呂:\9,700/月
トイレ:\2,100/月
給排水器具:\800/月
給湯器:\3,200/月
太陽光パネル:\3,400/月
3位:「家を快適&キレイに保つ」メンテナンスと費用
メンテナンス項目
もし、家の長持ちと設備交換費に加えて、「快適&キレイも保ちたい」なら、↓のすべてをメンテナンスしましょう。
室内の仕上材や建具のメンテナンスは、優先順位が一番低いです。
ですが、「なんか開け閉めしづらい…」などちょっとした不快をとりのぞくには大切です。
メンテナンス内容、期間、費用
【外部建具】※玄関ドア・サッシなど
共通して、数年ごとに部品の交換(\10,000~/回~)、30年ほどで本体交換
(本体交換費用)
玄関ドア:25~50万
サッシ:15~20万
網戸:5~10万
シャッター:15~30万
※素材によって寿命や費用は異なる
【室内】
内部建具:動作点検、補修、消耗品交換 1万~/7年
仕上材(クロス・床):部分補修や張替え 3万~/10年
家によって内部メンテナンスの費用はかなりバラつきます。それは、素材や広さがちがうからです。
今回は、「一般的な家」で算出したので、計算がめんどうな方は参考にしてください。
つまり、家のすべてのメンテナンスにそなえたいなら、毎月\56,000積立てましょう!(※2Fトイレ、太陽光、バルコニー、天窓がない場合の金額です。あるなら各章に追加金額を書いてるのでプラスして積み立ててください)
住宅ローンの借り換えはモゲチェック根拠
↑の「一般的な家」とは、以下のように仮定しました。
4人家族、34坪ほどの広さの家
玄関ドア:1ヶ所、アルミ製、寿命50年
勝手口ドア:1ヶ所、アルミ製、寿命30年
サッシ:2ヶ所(生活に支障の出るLDの掃き出し窓)、アルミ樹脂複合サッシ、寿命25年
網戸:3ヶ所(よく風を通すLDKの窓)、寿命10年
シャッター:1ヶ所、寿命13年
家のメンテナンス費用を積立てないとどうなるのか
メンテナンスフリーの素材なんて、この世にはありません。
長期保証があったとしても、それはお金を払って、○年に1回の点検や修繕をきちんと行うことが基本条件。
もしメンテ費用を積み立てなければ、不具合を予防できなくなります。
不具合を予防できなければ、雪だるま式にダメージが増えていきます。
ガンが転移して、手の施しようがなくなるイメージです。
阪神淡路大震災で倒れてしまったお家の、9割以上がシロアリ被害にあっていた、ということをご存知でしょうか?(参考:日本建築学会近畿支部 1995年兵庫県南部地震ー木造建物の被害-)
きちんとメンテや点検をしない代償が、家族の命にかかわるんです。
たしかに、将来を気にしすぎて、今が不幸になるのはNGですよね。
ムリをしすぎない額を自分なりに考えてくださいね。
もし、家づくり中なら、ローンの返済額は、メンテ費用の積立てもふくめて決めるのがオススメです。
もちろん、余計な設備や凸凹した家、広すぎる家はそれだけメンテ費用もかさむので要注意です。
どうしても家のメンテナンス費用を積立てられないなら…マル秘テク
わが家がどの固定費を節約したのかは、↓でまとめてます。
生活の質をおとさず、自然と節約できているのでかなり楽です♪
とくにオススメが、火災保険の見直し!年間数十万円安くなることもあります♪
火災保険を安くするコツは↓でまとめてます。
たとえば、100万円のメンテナンスを10年ごとにするのと、15年ごとにするのでは?
30年後には、なんと100万円も差がでますよね!
そう、最大の節約は、日頃のセルフメンテナンスなんです。
うちも築2年めからコツコツやってます。子育て共働きでもできてるので、やってみてくださいね。
メンテナンスにお金がかかるのは、10年以降。
つまり、長く運用して利益を得る投資信託と相性がいいと思うんです。
うちは、毎月8000円は家のために運用してます♪
2年ですでに3万円ほどプラスも出てますよ!