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こんな疑問におこたえします。
・自分にとって「必要な補償」を考えられる
・戸建ての火災保険料を安くする手順がわかる
・火災保険への不安が晴れる
わたしは設計士であり、自分の家づくりを経験しました。
そして、新築時とくに保険会社を検討せず、「不安だから…」と補償をたっぷりつけて、火災保険に入りました。
ですが、2年後にみなおしてみると、なんと約40万円の節約に。
この記事では、いらなかった補償とその理由、保険料を節約するためにやったこと、加入時の不安と対策までご紹介。
自分にぴったりな補償で、お得に火災保険に入りましょう!
わが家の火災保険料は10年で13万円
見直し前の補償内容
わが家の見直し前の補償内容は
・火災、落雷、破裂、爆発(建物2650万、家財600万)
・風災、ひょう災、雪災
・落下、水濡れ、騒じょう
・盗難
・突発的な事故
・個人・受託品賠償
・地震保険(建物1325万、家財300万)
10年一括払いで約52万円
でした。
見直し後の補償内容
新築2年後に見直して、最終的につけた補償内容は
・火災(建物2650万円、家財300万円)
・突発的な事故
・個人賠償
10年一括払いで約13万円
です。
火災保険料を安くするためにやった4つのステップ
わが家が、火災保険料を安くするためにやった手順は
①補償内容をよく考える
②相見積もりをとる
③良い保険会社を提案してもらう
④割引サービスを使う
です。
くわしくお話しますね。
①補償内容をよく考える
わが家がどう考えて補償内容を決めたかお話ししますね。
まずは、補償を考えるときのスタンスを決めた
私が火災保険をみなおすときに大事にしたことは
・不安をあおられても、データで根拠をもらう
・万が一があっても、貯金でカバーできるなら補償をつけない
・「人生が終わる」レベルの被害を「カバーしきれる」補償をつける
の3つです。
じつは、私はとくに不安になりやすいタイプで、「もっと補償つけたほうがいいかも…」とグラつくことがかなりありました。
ですが、はじめに「スタンス」を決めておいたことで、スムーズに安心して補償を決められました。
家財の補償額を600万→300万にした理由
いざ、火事がおこって家の中のものが燃えてしまった!というときに、衣類・家電製品・家具などを買いなおすお金がもらえるのが、「家財の補償」です。
じつは家財は、4人家族で670万円分以上はもっていると言われています(2022年)。
ということで、すべての家財をピックアップ→「生活するために必要最低限の家財」をさらにピックアップ→それらの費用を算出しました。
すると、220万くらいと出ました。
半端な額で補償をつけられなかったので、家財は300万円分の補償をつけました。
足りない分があっても、貯金や給料であとから買い足していくという考えです。
風災をはずした理由
いざ、台風が直撃!家がこわれてしまった!というときに、修繕費用がもらえるのが、「風災補償」です。
まず、
・住んでる地域は、どれくらい台風被害にあいやすいのか
・被害額とその割合はどれくらいか
・台風の被害は、どのくらい増えているのか
などのデータをあつめました。そして、
・全国でみても、台風被害がおこりにくい地域
・被害額の平均は、貯金でまかなえる額
・新築なので、もらい事故はあっても自損は少ない
だろうということで、風災をつけませんでした。
データはインターネットや保険会社から仕入れました。
このあとのステップで、保険会社と話す機会があるので、そのときにデータをもらいます。
この段階では、ほしいデータや疑問をメモしておきましょう。
保険会社に相談して、「加入したときの基本料金」のまま、あとから風災がつけられることがわかったので、「1回被害にあってから」風災をつけることにしました。
もちろん、保険会社によってちがうので、確認してくださいね。
じつは、あちこちで台風被害が増えてるので、「風災は必須」の保険会社もあります。
わが家が見直した時期(2021年)で、すでに風災を外せる保険会社は半分くらいでした。
地震保険をはずした理由
いざ、地震で家がこわれた!というとき、修繕費の「たし」や新生活の「たし」を補償してくれるのが「地震保険」です。
じつは、火災保険とちがって、家を建てなおせるだけの金額は、どうやってももらえません。
また、風災とちがって、修繕費を全額出してくれる、というわけでもありません。
わたしが地震保険をはずした理由は
・地震で壊れても直しきるだけのお金は、どうやってももらえない
・地震が原因でもらい火をしても、直しきるだけのお金は、どうやってももらえない
・オール電化なので、地震があってもわが家からの出火はない
・自分で構造計算をしたので、家の強さに自信がある
・万が一住めなくなっても、別生活をはじめるだけのお金は国からもらえるうえ、貯金もある
です。
地震保険は安くて、税金の控除対象です。
ですが、「完全に家を建てなおす金額」が出ないので、1円も払う価値はないと思い、はずしました。
「突発的な事故」と「個人賠償」をつけた理由
ついうっかりお家を傷つけたり、家具家電をこわしてしまったとき、修繕費や買いなおすためのお金がもらえるのが、「突発的な事故の補償」です。
また、他人にケガをさせたり、物をこわしてしまったときなど、法律上賠償しなければいけないときに補償してくれるのが、「個人賠償」です。
わたしが「突発的な事故」と「個人賠償」をつけた理由は、
・やんちゃな子で、人にケガをさせそう
・物をこわしそう(すでに壊してる)
・立地的に、自転車を使う
という理由です。
さらに、風災や水災とちがって、保険料は10年で2万円ほど。
補償額にくらべてとてもコスパがよかったので、入りました。
ちなみに、「個人賠償」は自動車保険でもつけられるのですが、火災保険でつけたほうが安かったです。
1つの保険で入っていれば、家族全員の補償をしてくれるので、自動車保険から「個人賠償」ははずしました。
・補償を考えるためのスタンスを決めよう
・補償内容を決めるためにほしいデータ、わからないこと、不安なこと、迷っていることをメモしておこう!
・家財の補償金額をざっくり決めよう!
・風災、水災、盗難、地震補償をつけるか決めよう!
・このあと詳しく相談できるので、ざっくりでOK!
②相見積もりをとる
補償内容がだいたい決まったら、火災保険の一括見積もりサイトを使います。
じつは、相見積もりをしたことで、同じ補償で約7万円も安くなりました♪
私が使った一括見積もりサイトは、インズウェブと、火災保険の無料診断サービス
の2つです。
どちらも大手保険会社の見積もりが無料でとれます。
じつは、保険会社によって「この補償をつけるなら、この補償もつけないといけない」なんて制約があります。
もちろん、そのぶん保険料も高くなります。
なので、「本当に必要な補償だけをつけられる保険会社」を見つけるために、サイトを2つ使いました。
サイトの「見積もりスタート」ボタンをクリックして、質問に答えるだけです。
3分ほどあればできます♪
聞かれる内容は、
・延べ床面積(新築時の図面、現在の火災保険保証書などに記載)
・家ができる(できた)年月
・建物の希望補償額
・家財保険の希望補償額
です。
このときに、希望補償内容も☑できるので、より正確な見積もりがもらえます。
サイトに入力すると、最後に保険会社と料金の一覧がみられます♪
この一覧では、「風災なし」の金額は見られませんでした。
この後、代理店とのやり取りで、補償内容をつめていく流れになります。
・火災保険の一括見積サイトを使おう!
・補償内容にこだわりがあるなら、2つ以上の請求サイトを使おう!
③良い保険会社を提案してもらう
一括見積請求をしたら、はじめに代理店から電話で連絡がきました。
本人確認だったり、本気で保険を検討しているかどうかの確認なので、質問に答えます。
そして、メールでそれぞれの保険会社の見積もりが届きました。
その後、代理店からアポが入るので、日程を指定して、ZOOMや電話で保険の相談をします。
もちろん、請求サイトを2つ使ったので、アポはそれぞれの代理店から入ります。
わが家が相談した内容は
・はじめは風災補償を付けず、後から付けられるか
・保険料を抑えたいので、必要な補償だけをつけられる保険会社がいい
・わが家の地域の台風被害発生率と、被害額のデータがほしい
です。
その都度、不安に感じることや疑問もすべてお話しして、たくさんアドバイスいただけました。
なので、「オンライン保険の窓口」のような感覚です。
なかでも代理店に相談してよかったことは、わが家の補償内容のリスクをしっかり説明してもらえたこと。
やはり、素人が1人で考えた補償内容では、視野がせまくなっていることもあるので、とても助かりました。
2つの代理店とやりとりをしていて、一方の代理店がかかえている保険会社には、わが家にぴったりなものが見つかりませんでした。
すると、代理店の方は「紹介できる保険会社がありませんね…」とスッと身をひかれました。
その後、一度あいさつメールがあったくらいで、勧誘や宣伝メールはきていません。
また、もう片方の代理店では、出産の関係で加入は2か月後にしたいと伝えたところ、本当に2か月音沙汰がありませんでした。
そして、2か月後にそっとメールがあり、加入にいたりました。
④割引サービスをつかう
保険会社によっては、一括払い、クレカ払い、電子約款、オンライン証券などを利用することで、保険料が安くなります。
とくに、オススメが「一括払い」です。
なぜなら、節約額が大きいからです。
私が新築したときは、10年一括で52万円、年払いだと計70万円でした。
つまり、一括払いだと、18万円も安くなるんです。
じつは、火災保険料は毎年見直されて、値上がりがち。
そして、年払いでは、更新のたびに、その値上がりした保険料が適用されます。
たとえば、1年目5万円、2年目6万円、3年目7万円…と保険料の値上がりに悲鳴をあげることになります。
ですが、一括払いだと、「加入時の基本料金」を○年分払うので、保険料の値上がりに影響をうけません♪
・割引サービスがあるか保険会社に確認しよう!
・保険料は最長で一括払いしよう!
火災保険の加入は早い方が得?
じつは、火災保険料は年々増加しています。
さらに、「今までは外せていた補償が外せない」=「その分保険料が高くなる」という現象がおこっています。
それは、各地の家が古くなり被害を受けやすく、保険会社の負担が増えているからです。
つまり、強制的に補償をつけさせ、加入者からよりお金を集める動きになっているということです。
このように、補償内容や保険料は年々、加入者に不利になっていると私は感じます。
じつは、火災保険は2015年9月までは、36年まで一括で払えました。
ですが、2021年9月までは10年、それからは5年までしか一括で払えなくなっています。
もちろん、一括で払える年数がすくなくなる分、割引率もおちます…
なので、火災保険の見直しを考えているなら、「今が一番安い!」と考えてスピーディーに行動するのが一番お得です。
(引用:保険相談サロンFLP https://www.f-l-p.co.jp/knowledge/730)
実際、わが家はギリギリ10年一括払いができるタイミングで契約しました。
もしモタモタしていたら、5年一括になっていたでしょう。
すると、↑を参考にした場合、割引率は18%→14%になっていたということです。
・火災保険は条件が年々悪くなっているので、スピーディーに加入がオススメ!
火災保険を乗り換えるときの注意点
火災保険を乗り換えるときの注意点です↓
・現在の保険会社で、同じ補償内容にした場合の保険料を確認する
・現在の保険会社に早めに連絡し、解約日と返戻金を確認する
・保険期間がかぶらないように、空かないようにする
まず一番大事なのが、今の保険会社で補償を見直すといくらになるか、です。
もしかしたら、今の保険会社の方が、安くなるかもしれません。
いざ解約となっても、やりとりに時間がとられますので、早めに行動がオススメです。
私がどのタイミングで、どう行動したかというと
①補償内容をおおよそ決める
②一括見積サイトを使う
③代理店とやりとりして、つける補償を決定する
④現保険会社に、③の補償内容に見直した場合の保険料を聞く
⑤保険料を比較して、解約を決める
⑥現保険会社に、解約を申し込み、返戻金と解約日を確認する
⑦解約日が確定してから、新保険に加入する
です。
ポイントは「解約日が確定」してから、新保険に加入すること。
「解約日になってから」ではありませんよ!
新保険に加入するときは、保険の開始日を指定できます。
なので、解約日がわかっていれば契約ができます。
もし、「解約日になってから、加入の手続き」では、保険の開始日まで数日あくのでとても危険です!
火災保険を決める時の不安と対策
もし、あなたが今、火災保険の補償内容で不安になっているのなら、
・根拠のない不安におどらされていないか
を自分に問いかけてみてください。
もしかしたら、営業マンの言葉や、ネットの情報などに、不安をあおられているだけかもしれません。
「被害額が大きい話」を聞いて不安になったら…?
じつは、私がお話ししたすべての保険営業マンが、「被害額の大きな話」をしてきました。
もちろん、事例をきちんと説明しておく、という側面もあるでしょう。
ですが、人はイメージしやすい「不幸」は、実際の確率よりも「起こりやすい」と考えてしまう心理があります。
もし、外したい補償があるのに、不安でしり込みしているなら、データで根拠をもらいましょう。
・自分が住んでいる地域では、どれくらい被害がでているのか
・自分が住んでいる地域の被害額の平均
などのデータをもらう
もちろん、つけるつけないは自己責任です。
ですが、その「根拠のない不安」のために払うお金には、他の使いみちもあるんです。
子供がやりたいこと、家族で旅行、趣味、資産運用…
もし、補償をつけずに万が一がおこってしまったとき、「不運だったね」とあきらめがつくかどうか、が大事だとわたしは思います。
「みんな付けてる補償」と聞いて不安になったら…?
じつは、話を聞いたすべての保険営業マンから、「この補償は皆様つけてます」と言われました。
じつは人は、「他の人がやっていること=良いこと、やるべきこと」と思い込みやすいです。
ですが、家庭それぞれ気候も環境もちがうのに、なぜ「同じ補償が必要」なのでしょうか?
こちらも、データから根拠をもって考えましょう。
・自分の地域の加入者がどれだけその補償をつけているかのデータをもらう
・ハザードマップ、地盤の状況、近くに昔から住んでる人の意見など、判断材料をあつめる
保険会社が不安になるようなことを言う理由
これは私の考えですが、営業さんが不安になるような言い方をするのは、たくさん補償をつけてもらいたいから、だと思っています。
なぜなら
・多くの人からお金を集めなければ、会社がなりたたない
・手厚い補償は、クレームになりにくい
などの事情があるようです。
じつは各地の家が古くなって、台風の被害額が増えています。
また、いざというときに保険金がでなければ、「説明を受けてない!」とクレームになったりもするのだとか。
不安は無視しても大丈夫?
じつは、補償を考えてるうちに「もう面倒くさい!」となげやりになるときも。
ですが、不安は人間の「危険センサー」。
グッとこらえて、判断材料をあつめて、根拠をもって考えてみてくださいね。