マイホームのメンテナンス

メンテナンスが楽で安いお家って?家建てた設計士が思うこと

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できるだけメンテナンスが楽な家を建てたいなぁ。何を意識すればいいの?

という方にむけたお話です。

私は、設計士であり、家を建てた2児のママです。

マイホームを大切にするために、日々メンテナンスの勉強をしながら、お手入れしています。

そして、メンテナンスにかけるべき費用なども勉強してきました。

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もちろん、仕事上、築何十年もたった家も見てきました。

そんな私が思う、「メンテナンスが楽な家」について、お話しします。

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メンテナンスを安く、楽にしたいなら、 「シンプルさ」「形状」「素材」「造り方」が大事だと思います

簡単に言うなら、「余計な設備をはぶいて、凸凹のないスッキリとした形の家を、いい素材を使って、丁寧に造ること」が、メンテナンスを楽にすると、私は思います。

 

まず大事なのが「シンプルさ」。

ムダな設備をマイホームにとりつけないことが大事です。

今は快適をつくるために、最新&省エネ設備がたくさん出ています。

ですが設備は、10~15年ほどでメンテナンス、20~30年で交換の時期がきます。

そのたびに費用も手間もかかります。

ムダな設備をつけないことが、「メンテ楽♪」を叶えてくれます。

 

つぎに、「形状」。

「真四角で、三角屋根」のお家がいいと思います。

なぜ真四角なのか?

それは、もし壁が凸凹していたら、湿気がたまりやすく、外壁と防水のメンテナンスが増えるから。

なぜ三角屋根なのか?

それは、軒を出してる分だけ、外壁に雨がかからないので、外壁が汚れにくく雨漏りしにくいから。

もちろん、太陽による劣化も遅くなります。

 

叶えたい間取りだと、どうしても凸凹なお家になっちゃう…
最新設備つけたかったなぁ…
設備や凸凹の家がダメってわけじゃないですよ!

設備をつけるからダメ、三角屋根じゃないからダメ、というわけではありません。

あなたが「絶対必要!」と感じるものだけを、厳選すればいいと思います(*^-^*)

なんとなく付けるのはやめた方がいいね!

次に、バルコニーや天窓も、将来のメンテナンス手間を増やします

なぜなら、バルコニーも天窓も「防水」がとっても大事。

「防水」が切れるとお水がお家の中に入ってきて、どんどん家の寿命をちぢめるからです。

バルコニーや天窓のメンテっていくらかかるの?

素材や防水方法によりますが、バルコニーは10~20年で30~70万、天窓は10~20年で1か所につき5~20万円ほどです。

なんとなくでつけて、あんまり使わなかった…となると、金食い虫になっちゃいます。

ちなみに

お布団干したいから、明るいお部屋がいいから

という理由で採用されがちな、天窓とバルコニーですが…

たとえば、お布団は室内の吹抜けに干したり、クリーナーや乾燥機ですませる方法があります。

わざわざ天窓をつけなくても、ほかの窓を工夫すれば、明るくなることもあります。

バルコニーと天窓も、他に解決方法がないときに付けるのでいいかもね!

続いて、素材。

じつは、何百年ももっている木造建築には、もう今はとれないほどの良い木が使われています。

良いものは、はじめにお金がかかるけど、やっぱり長持ちするんです。

私のおすすめは、家を建てる地域(もしくは同じ地方)で育った、無垢の木を使うこと。

やっぱり、その気候で力を発揮できると思うからです。

安い素材にとびついちゃダメなんだね
耐久性と金額のバランスがとれてる素材を選ぶといいですね

 

最後に、丁寧に造ること。

大工さんの腕で、将来の家の傷み方が圧倒的にちがいます。

せっかくいい素材を使っても、それを活かせないと、宝の持ち腐れ。

比べるのもおこがましいですが、私がDIYした棚には1年でゆがみが出てますが、大工さんが作った棚には、3年たってもすきまやゆがみがありません。

本当に、少しの手間、心がけ、繊細な気遣いが、あとで大きなちがいにつながると実感(;’∀’)

どう見分けるの?
 まず、いろんな住宅会社の工事中の現場をみましょう

丁寧な工事をしている住宅会社は、工事現場を見せてくれます。

仕事が丁寧な方は、道具も現場も綺麗にされてます

そして、品質が一定かもたしかめましょう。

1つの住宅会社の現場をいくつか見ることで、「物件ごとに仕上がりがバラバラ…」というロシアンルーレットを防げます。

メンテ楽にしたいなら、シンプルに、いい素材で、丁寧に家を造るだね!
メンテ楽にこだわるあまり、「本当に求めてる暮らし」がないがしろにならないように!
いくらメンテ楽な家を建てても、メンテはいるのよね
住み始めたら、どんなメンテがいるの?
↓建てた後に施主がやるべき6つのことをまとめてます

将来のメンテ費用は?
↓毎月いくら備えるべきか、お話ししてます
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