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こんな疑問におこたえします。
・家が長持ちするセルフの点検ポイントがわかる
・不具合の深刻度がわかる
・万が一、不具合を見つけたときの対応がわかる
・セルフ点検するメリットとやらないリスクがわかる
私は設計士であり、お家を建てた2児のママです。
仕事柄、点検もメンテナンスもしてないお家が、どんなにボロボロになるか、痛感してます。
ということで、老後もマイホームに住むべく、築2年目からお家のセルフチェックとセルフメンテナンスを始めました。
この記事では、お家のセルフ点検のやり方、点検をするメリットもお話します。
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家のセルフ点検っていつやるべき?○月にやれば不具合の早期発見に
お家のセルフ点検は
・年に2回
・4月と10月
にすることで、お家の不具合の早期発見→長持ちにつながります。
理由をお話しますね。
家のセルフ点検をする時期:4月
4月にお家のセルフ点検をしましょう。
なぜなら、家の大敵シロアリが活動的になる時期だから。
じつは、シロアリって冬眠しません。最近は床下も温かい家がふえてるので、冬の間にシロアリにやられてた!ということもあります。
その、冬の蟻害に気づけるタイミングでもあります。
家のセルフ点検をする時期:10月
10月にセルフ点検をしましょう。
なぜなら、台風がすぎさった後だからです。
台風の後は、屋根のずれや外壁の傷、雨漏りなどがおこりやすいんです。
そして、火災保険をつかってお得に修繕できるチャンスです。
家のセルフ点検ってどうやってやるの?見るべきポイントを解説
セルフ点検用のチェックリストを使おう
お家の長持ちにつながるもの、素人でも点検できるものにしぼって、点検用のリストをつくりました。
このリストをもって、お家を見て回り、問題なければチェックしていくだけです♪
家の点検をするときのポイント(4月)
小屋裏、天井
□シミはないか(★★★)
□シロアリ被害はないか(★★★)
カベ
□浮きはないか(★★)
□はがれはないか(★★)
□シミはないか(★★★)
床
□歩くとふわふわしていないか(★★★)
□傾きがないか(★★★)
□水周りの床に腐食はないか(★★★)
ドア
□なめらかに開閉できるか(★★)
□カギにぐらつきはないか(★)
シャッター、雨戸
□なめらかに開閉できるか(★)
網戸
□網戸にやぶれはないか(★★)
水栓
□水の色、量は適切か(★★★)
□排水はスムーズに流れるか(★★)
□器具から水漏れはないか(★★)
□ウォーターハンマーはないか(★★)
ガス
□ガス漏れはないか(★★★)
変なニオイがないかチェックしましょう。
浴室
□コーキングに劣化はないか(★★★)
バルコニー
□排水口に落ち葉やゴミはないか(★★★)
□防水が切れていないか(★★★)
□シロアリの被害はないか(★★★)
□手すりのグラつきはないか(★★★)
雨樋
□つまりはないか(★★★)
玄関ドア、窓
□開閉時に変な音がならないか(★)
□腐食はないか(★★)
□コーキングにひび割れ、変色はないか(★★★)
お庭
□基礎の立ち上がりに蟻道はないか(★★★)
□地面に木材を置いてないか(★★)
□基礎1m以内に草が茂っていないか(★★)
□建物に木がかかってないか(★★)
□床下通気口前に物が置かれてないか(★★)
家を点検するときのポイント(10月)
10月の点検は、台風で傷みがちな外側のチェックになります。
さぁ、お庭に出てぐるっとチェックしましょう!
屋根
□屋根の浮き、割れ、ズレがないか(★★★)
破風板
□腐食はないか(★★★)
外壁(サイディング)
□目地のコーキングに隙間、ひびはないか(★★★)
外壁(モルタル、ALC、塗り壁)
□ひび割れがないか(★★★)
□手で触って白い粉がつかないか(★★★)
窓
□窓枠、面格子に破損はないか(★★)
□亀裂はないか(★★)
基礎
□ひび割れがないか(★★★)
軒裏
□破損やひび割れはないか(★★★)
□腐食はないか(★★)
□塗膜は剥がれていないか(★★)
雨樋
□外れていないか(★★)
□極端な傾きがないか(★★)
お庭
□塀や門に亀裂や破損はないか(★★★)
家のセルフ点検で不具合が!どう対応するべき?
家のセルフ点検で、不具合をみつけた場合
前章に深刻度を★であらわしたので、それにあわせて対応してください。
★★★=すぐに住宅会社に連絡し、早急に対応してもらう
★★=近日中に住宅会社に、相談する
★=次回のプロの点検時に、相談する
家のセルフ点検で、気になるところがあった場合
もし、お家を大切に管理していきたいなら、お家のためのノートを1冊用意しましょう。
そして、気になることはすべてそのノートにメモしておきましょう。
あとは、プロの点検時にノートを開けばOK!もれなく相談ができますよ。
家のセルフ点検で、台風後に修繕が必要になった場合
台風のせいでお家の修繕をする場合、火災保険からお金がもらえるかもしれません。
もちろん、保証内容によってお金が出ない場合もありますが、一度電話して聞いてみましょう。
家のセルフ点検ってやるべき?意外と知らないメリットとやらないリスク
家のセルフ点検をしないリスク
家の点検をプロに任せっきりにするリスクは
・不具合に気づくのが遅くなり、修繕費が高くなる
・築10年目からはプロがこなくなり、ほったらかしになる
の2つです。
不具合に気づくのが遅くなる
プロの点検は基本、5~10年に1回になります。(メーカーによる)
ですが、お家に不具合がでやすいのは、シロアリが活動的になる4月と、台風がすぎた10月ごろです。
つまり、1年に2回は不具合が起きやすい時期がくるんです。
なので、プロの点検のみでは発見が遅れがち。
そして、発見が遅くなれば家のダメージはどんどん大きくなり…数万円ですむ修繕費が数十万、数百万円になることもあります。
といっても、プロの点検を増やしてもらうなら、その分費用がかかります。
だから、自分で点検ができると、節約もできる上に、お家が長持ちするんです。
築10年後からほったらかしになりがち
住宅会社にはザックリいうと、「お家をしっかりつくって、10年以内に不具合があったら責任を持って直す」という決まりがあります。(住宅瑕疵)
つまり、築10年以降は「お家を見守る義務」は、住宅会社にはないんです。
ですが、ずーっとプロにまかせっきりだったのに「あとは自分で点検なりメンテなり手配してくださいね~」とされたら…?
多くのおうちは、家の点検をせずほったらかし→家が傷む→修繕費用がたくさんかかる、という末路に。
家のセルフ点検をするメリット
お家のセルフ点検をするメリットは
・不具合に早く気づいて対応ができる→修繕費が安くなる上、お家のダメージが残りにくい
です。
たとえば、Aさんは外壁のひび割れ補修など、2~3万円の修繕をちょくちょくやっていたとします。そして、Bさんはやってこなかったとします。
そして20年後、Aさんの外壁は大きなひび割れもなく、100万円ほどかけて塗装をすればまだ使い続けらます。
ですが、Bさんの外壁は大きなひび割れが多く、張替えなければなりません。その費用は200万円!さらに雨水も壁の中に入り込み、柱と土台や断熱材が傷んでしまっていました。その修繕に200万円…
もちろん、Bさんのお家の方がダメージが大きいので、寿命もちぢまってしまっています。
家のセルフ点検、まずやるべきことは…
さて、ココまで読んだ方は、点検したくてうずうずしてるしてるんじゃないでしょうか?
では、さっそくセルフ点検リストをDLして、チェックし始めましょう!
一気にやらなくてもOK♪たとえば、1日1コからやってみてもいいかもしれませんね。
そして、家守りノートも作りましょう!
「あれ、ココ気になる」を書いておけば、いざ住宅会社と連絡をとるときに忘れずに報告できます。
じつは、この「報告し忘れ」がかなりやっかい。
せっかく点検して、不具合見つけても、プロに言わずほったらかしにしていたら、やってないのと同じですからね。
↓マイホームを大切に長持ちさせたい方へ。お掃除&メンテナンス方法まとめ(*^^*)