「天井のたか〜いリビングにあこがれる!」
新築するなら、開放的な空間を夢みるあなた。
ですが、
「あ…暖房がきかないってネットにかいてる…」
「ハウスメーカーの人に、地震に弱くなるって言われた…」
と、しゅるしゅると夢がしぼんでしまっていませんか?
実はわたし、近ごろ吹き抜けのある家。
自ら設計して、住みはじめました。
吹き抜けのある生活は、とっても楽しいし、快適ですよ。
たしかに、吹き抜けにはデメリットがめだちます。
でも、大丈夫!
吹き抜けは、ビルダーに知識があれば、快適につくれます。
つまり、
「吹き抜けのある快適な家」を建てるには、
「きちんと知識のある会社」をえらぶべし。
ということです。
この記事では、
・吹き抜けのデメリット
・デメリットの対策
・「吹き抜けのある快適な家」をたてられる会社の見つけ方
をご紹介します。
せっかくの、一生に一度の新築。
あなたの「あこがれ」が、実現できますように。
参考文献
吹き抜けのデメリット2選と対策
①吹き抜けは、寒い?
「いくら暖房つけても、1Fがあったまらない…!」
「エアコンとヒーターで、電気代がえらいことに…」
吹抜けのお家に住むみなさんは、冬場の冷えこみに、悲鳴をあげているようです。
これは、吹き抜けの宿命なのでしょうか…?
いいえ、ちがいます。
「吹き抜けが寒い」=「ハウスメーカー選びの失敗」です。
もっといえば、吹き抜けが寒いのは、お家の性能が、たりないからです。
吹き抜けが寒いお家は、室温をキープするパワー不足なのです。
根拠は「吹抜は寒い」という会社で、新築を建ててはいけない理由 を読んでみてください。
つまり、もしあなたが、「冬もあったかい吹抜けのあるお家」をたてないのなら、
・室温をキープする力がしっかりある
・お家のすき間がすくない
ハウスメーカーをさがしましょう。
高性能なお家の特徴と、見わけ方は、建築士主婦が教える、電気代もおさえられる、快適なお家の見分け方 をお読みください。
ちなみに、うちは吹き抜けリビングです。
エアコン1台を、真冬に19度でまわしてます。
これで、1F、2Fどちらもポカポカですよ。
②地震に弱くなる?
「うちは、地震に強い家をつくるために、吹き抜けはもうけてません!」
というハウスメーカーもでてきています。
今はどこでも大地震がおとずれる時代。
じっさい、熊本地震では、吹き抜けが原因で、倒れてしまったお家もありました。
(参考:「なぜ新耐震住宅は倒れたのか」日経ホームビルダー編)
はっきりいいます。
吹き抜けは、地震に弱いです。
「え…じゃあ吹き抜けはやめたほうがいいの…?」
いえいえ。
吹き抜けがあっても、地震に強い家は、建てられます。
ようは、弱点部分を、お家全体でおぎなえばいいのです。
つまり、ハウスメーカーには、
「この家は、吹き抜けがあって弱点になってるから、他の部分を強くして、バランスをとっておこう」
というような、「構造知識」が必要なのです。
「なーんだ!じゃあプロにまかせておけば、いいんだね」
と思うでしょう?
実は、これがそうでもないのです。
建築に縁のない人は、
「設計士=お家のことならなんでも知ってるプロ」
というイメージがあると思います。
ですが、設計士って、構造の知識が低くても、お家、つくれちゃいます。
(2F建ての住宅ならば)
「え!?どういうこと!?」
と思いますよね。
実は、最低限の法律さえ守っていれば、構造知識がなくても、設計ができるのです。
ですが、その法律をまもって建てたお家、熊本地震でがっつり倒れてます。
(参考:「なぜ新耐震住宅は倒れたのか」日経ホームビルダー編)
さらに、その法律を最低限まもってたてた家の21%は、震度7の地震で、倒れてしまうだろう。と、予測もされているのです。
(参考:「南海トラフ巨大地震等による東京都の被害想定」)
わたしは、自邸を設計するときに、構造を一から勉強しました。
そこで知ってしまったのです。
「うちの会社、地震にあんまり強くない家たててる…」
ということに。
これはかなりショックでした。
設計歴25年のベテランもいるのにですよ。
つまり、「吹き抜けのあるお家」に住みたいのなら、
「構造知識のない会社」で絶対に建ててはいけません。
かならず、構造に理解のある設計士をみつけましょう。
「快適な吹き抜けのある家」をたてられる、会社の見わけ方
もしあなたが、「快適な吹き抜けのある家」に住みたいのなら、
温熱性能が高く、構造知識のある会社をみつけることが、なにより大切です。
「建築なんてぜんぜん知らないのに、どうやって見つけるの?」
という方のために。
この章では、良い会社の見わけ方について、お話ししていきます。
①温熱性能の高い家は、体感×数値でたしかめる

性能のいい家は、「心地がいい」です。
なので、実際のおうちで体感するのが、大切です。
それに加えて、温熱性能をあらわす数値(UA値)をききましょう。
体感、数値、どちらもいい会社は、吹き抜けがあっても、あたたかいでしょう。
くわしくは建築士主婦が教える、電気代もおさえられる、快適なお家の見分け方 解説しています。
②構造知識は、設計士に直接きいてみる

相談会など、設計士に直接会えるような、イベントに参加しましょう。
そこで、
「吹き抜けは、地震に弱いって聞いたんですけど…この会社は大丈夫なんですか?」
と、ズバッときいてみましょう。
「大丈夫ですよ」
というのなら、理由も聞いてみてください。
そこで、根拠と補強方法まで説明できる設計士さんは、信頼ができるでしょう。
一応、吹き抜けのあるお家の、補強方法も書いておきます。
こちらも参考にしてみてくださいね。(執筆中)
最後に
年中ここちよくて、電気代もおさえられて、地震にもつよい。
そんな吹き抜けのあるお家をたてたいのなら。
会社選びに力を注ぎましょう。
というお話しでした。
いかがでしたでしょうか。
といっても、子育てママにとって、わざわざハウスメーカーをたくさん見てまわるのは、骨がおれますよね。
「しかも、なんか押し売りされそうで…」
と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
たしかに、ハウスメーカーは、
「値引き」「限定」「ローコスト」で、こちらを焦らせてきます。
つまり、ゆっくり考える時間をうばわれてしまいがちなのです…

「一生に一度のことだから、やっぱりしっかり、考えたい!」
そんな方には、
展示場にいくまえに、資料請求をして、会社をしぼりこむことを、オススメします。
カタログは、すきま時間をうまく使える主婦と、相性がいいですよね。
タウンライフ一括資料請求では、あなたの希望でしぼりこんだハウスメーカーの資料を、一括で請求できますよ。
もちろん、たくさん見てまわって体感するのもいいでしょう。
一生に一度の新築。
会社の選び方は、あなたの自由です。