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もし、広がりが感じられて、使いやすいマイホームが、予算内に建てられたらうれしいですよね。
とくに最近は、建築費用が高騰しているので、小さい家を建てるお客様がふえています。
ただし、コンパクトなお家はたくさん工夫をしないと、ただ狭くて使いづらい家になってしまいます。
そこで重要なのが、設計力を重視した住宅会社選び。
この記事では、28坪の家を建てたママ設計士が、「設計力の高い住宅会社」の見つけ方をご紹介します。
実践すれば、小さい家なのに質が高く、何十年先も使いやすい快適なお家を建てられるかもしれませんよ(*^^*)
自由設計の会社はどこも設計力が高い?
じつは、自由設計をうたっている会社でも、設計力が高いとは限りません。
なぜなら、部屋の規格が決まっていてそれをパズルみたいに組み替えるだけの会社や、資格のない営業がそれらしい間取りが描けるソフトを使ってプランを出すことが多いからです。
こんなことを繰り返していては、本当に快適な家をつくるのは難しいですし、設計士の力は育ちません。
実際、他社の自由設計のプランを見る機会がありますが、「なんでこんなプランをお客様に出せるの…?」と感じるものもたくさんあります(-_-;)
設計力が高い住宅会社の見つけ方
設計力が高い住宅会社を見つける流れは、次の4ステップ。
①建てたいと思える住宅会社を2~3社見つける
②その会社の小さめの家の見学会に行く
③プランを描いてもらう
④2回目のプランを描いてもらう
「その会社で建てる気が高まっていない」段階で依頼すると、本気のプランをもらえることが少ないです。
なぜなら、住宅会社としては、「建てる可能性が高いお客様」に労力をかけたいからです。
本気のプランをもらうために、まずは本気で建てたいと感じる会社を、設計力以外の視点で見つけるところから始めましょう!
じつは、設計力が高い会社を見つけるのは、少し手間がかかります。
ですが、そんな会社に出会えたなら、想像以上に良いお家が待ってますので、がんばって見極めていきましょう!
①建てたいと思える住宅会社を2~3社見つける
まずは、設計力以外にもあなたが重視している視点で、建てたい住宅会社を2~3社見つけましょう。
②「小さい家」の見学会に行く
なぜ実際の家を見たほうがいいのか?それは、設計力が高い会社の家は、間取りより実物がステキに感じやすいからです。
「え、間取りだと狭そうなのに、すごく広い!」「意外と明るい!」「意外と心地いい!」などの感動が待っています。
間取り以上に実物がいい=平面以外の工夫をたくさんしている、ということ。これは、設計力が高い会社の特徴です。
・あなたの土地条件や家族形態と似ている、小さめ(30坪以下)な家の完成見学会に参加しましょう!
・1社につき2~3件は見学会に行きましょう!
③間取りを描いてもらう
実物がステキだった会社に、プランニングを依頼しましょう。
このとき大事なのは、あなた専用の間取りを描いてもらうこと。まちがっても過去の間取り集などでお茶をにごされないように…
もし、契約しないとプランを描いてくれない会社でも、「設計力を重視して会社を決めたい」と伝え、なんとか描いてもらうようにしましょう。
間取りを描いてもらえるようになっても、設計士に会えない住宅会社はいまいちです。
なぜなら、お客様が本当に求める暮らしをプランに反映するには、会って人柄や価値観を感じないとはじまらないから。
なかには、労力削減で営業マンがヒアリングをすることもありますが、今後あなたに向き合うのは設計士なので、できるだけ会えるようにしてもらいましょう。
要望を伝えるときのコツ
数社にプランを描いてもらうなら、要望を整理して同じ内容を伝えておきましょう。比較がしやすくなります。
具体的には、以下のようなことを伝えましょう。
・土地の条件(敷地図があれば見せる、なければ広さ、敷地の東西南北の周辺状況(東に道路、南に隣家)などを伝える)
・ほしい部屋数
・家族構成
・今の家の不満点
・どんな暮らしを実現したいか(庭でバーベキュー、リラックスできる、家事が楽)
・どうして家を建てたいと思ったのか
・そのほか要望(玄関近くに手洗い場がほしい、吹抜けがほしいなど)
もし「こんな要望、絶対実現できないよなぁ」「要望多すぎかな…」と思っても、とにかく伝えましょう!
なぜなら、要望が物理的にすべて実現できないときこそ、設計士の腕の見せ所だからです。
間取りを見比べる時のポイント
じつは、間取りであなたの要望をすべて叶えられるわけではありません。
むしろ、要望を全て叶えると、かえって使いづらい家になってしまうことも。
設計力が高いプロは、要望の整理と優先順位付けをして間取りを描きますし、その理由に説得力があります。
たとえば、「布団を干すためのバルコニー」を要望していたとします。
設計力が高いプロは、「バルコニーはメンテナンス費用や漏水のリスクがあるので、代わりに吹抜けの手すりで干したり、クリーナーを使ったり、窓の外に布団干しバーをつける方法はどうでしょうか」と、より良い提案をしてくれます。
逆に、「要望をすべて叶えましたよ!」という設計士はいまいち…
なぜなら、手綱を引いてもらえないのでお客さんが主導になってしまい、良い提案がもらいにくいから。いざ微妙な仕上がりになっても「お客さんが要望したので…」という空気になります。
・実物が良かった全ての住宅会社に、あなた専用の間取りを描いてもらいましょう!
・要望を整理して、どの住宅会社にも同じ条件を伝えましょう!
・要望以上の提案がもらえているか確認しましょう!
④2回目の間取りを描いてもらう
1回目の間取りに、「キッチンと水回りはもっと近い方がいい」など、さらに要望をつけて、もう1回間取りをもらうようにしましょう。
なぜなら、1回目の間取りをたたき台にすることで、本当にあなたが求めていることや具体的な要望を、設計士がつかみやすいからです。
じつは、「1回目の間取りはよかったのに、2回目以降なんかかみ合わない…」ということ、結構あります(;’∀’)
そして、「狭くないか?」「暗くないか?」などの不安も、1回目の間取りに言っておきましょう。
なぜなら、信頼できるプロは、絵を描いたり実物で体感させてくれたりと、こちらが安心できる材料をそろえてくれるからです。
家づくりは選択と不安の連続なので、そのたびに安心納得ができると、楽しい家づくりにつながります。
・1回目の間取りにさらに注文をつけて、こちらの要望をきちんとくみ取ってくれるか確認しましょう!
・1回目の間取りの不安を伝えて、安心納得できる説明がもらえるか確認しましょう!
設計力の高い住宅会社とは?
要望にすべて応えるだけだと、間取りはどこかに無理が出ます。
設計力の高い住宅会社は、要望の優先順位をつけてプランをまとめるのがうまいです。
そして、あなたの「本当に望む暮らし」が実現するよう、うまく手綱をひいてくれます。
なので、実現できない要望は、その理由を丁寧にお話ししてくれます。
良い家にするために、要望に反する提案もしてくれます。
そして、「新しい気づき」を与えてくれます。
とその気にさせてくれます。
注意!間取りを比較するときにやってはいけないこと
もし、同じようなステキな間取りが2つあれば、当然安い方で建てたいと思いませんか?
この心理を使って、競合より安くなるように値引きを提案してくる会社が多いです。(大手は特にそうです)
ですが、いざ契約をすると、対応が悪くなったり間取り確定を急かし、じっくり安心して家づくりが進められなくなることも。
そもそも、本当に誠実な会社は、初めからこれ以上値引きできない金額を出してくれます。(私の勤めてる会社がそうです)
もちろん金額も大事ですが、「本当に良い家を設計できるか」「行動が誠実か、信頼できるか」を大切にすると、契約後のトラブルも減るでしょう。
すぐに間取りをもらって設計力を見たいときは?
正確に設計力を見定めることは難しいですが、どうしても先に間取りがほしいなら、タウンライフ家づくりで描いてもらえます。
このサイトは、入力が簡単で、予算の指定、敷地図の送付ができ、1回の入力で複数社のプランが無料でもらえるので、子育て共働き夫婦にはお手軽。
ただしネックの1つ目が、勧誘されること。
もちろん、要望欄に「メールで問い合わせてください」と記入すれば、電話の連絡はありません。メールも配信停止をすれば勧誘はこなくなります。
ネックの2つ目が、そんなに質の高い間取りが期待できないことです。
なぜなら、サイトの仕組みからして集客が目的でしょうから、「プラン=きっかけづくり」でしょう。本気の間取りを描く労力は、割いていないと思います。
ただ、あなた専用のプランをお家でながめて、「ここはこうしたい!ここは好き!」と家族団らんは楽しいでしょうし、家づくりの要望もはっきりするかもしれませんね。
もらった間取りに納得できないときは?
↓は、納得いかない間取りをグッとよくするための、具体的な行動をご紹介してます。
実践すれば、「早く住みたい!」とワクワクする間取りになるかもしれません(*^^*)
↓では、「4人家族で28坪」のコンパクトな家をより快適にするために、私が実践したテクニックたちをまとめてます。
また、小さい家のエキスパートと言われている、伊礼智さんの本もオススメ。
家づくりで凝り固まった考えをハッとさせて、家の本当の心地よさを教えてくれる視点がたっぷりつまってます。
「あぁ、良い家ってこういうことか」と実感できるので、住宅会社や間取りを検討するときの大事な指針になってくれるでしょう。
そして、コンパクトな家にはたくさんの工夫と知恵が必要ですが、それをギュッとまとめてくれてる本がこちら。
素人~設計の玄人まで、扱いやすいテクニックを、図でわかりやすく解説してくれています。
自分で間取りを改善してみたい人には、必須の本かもしれません。
まとめ
もし、一生快適で使いやすい家を建てたいのなら、設計力が高い住宅会社選びが最重要です。
ですが、自由設計をうたっている会社でも、設計力が高くないことがほとんど。
まずは、見学会に行き、感動をおぼえた住宅会社に、あなた専用の間取りを2回描いてもらい、2~3社比較したうえで決めましょう。
たしかに、手間はかかりますが、一生の使い勝手と快適さを左右するのが、設計です。
もし、設計力の高い住宅会社に出会えれば、あなたの想像以上の暮らしが待っているかもしれません♪
ここまで真剣に家づくりに向き合っているあなたなら、きっといいお家が建てられると思いますので、がんばってください(*^^*)