・余計な手間を省いて、庭に土を入れ整地する方法がわかる
・整地で家を傷めないための注意点がわかる
・仕上げによって、整地の違いがわかる
わが家の土の整地DIY
完成形
新築時の外構工事は0なので、整地前は石がゴロゴロ。
桝がボーンと地面から飛び出て、見た目が悪いです…
さらに玄関ポーチと地面の高低差が大きく、登るのに一苦労。
土を入れて整地したことで、敷地が本来の設計した通りの高さに。
砂利や芝生、植樹DIYの準備が整いました。
費用・難易度・時間
コスパ | 難易度 | 労力 |
△ 費用\40,000 |
× 勾配をとるのが難しい |
× 1週間 2人いるとスムーズ |
業者に頼んだ場合は概算で\85,000なので、節約できたのは\45,000。労力がかかる割には節約幅は大きくありません。
さらに、初心者では勾配をとるのが難しく、仕上りによっては庭を傷めるのでリスクが高いです。
また、土が重いので、庭全体に敷き詰めるのはかなりの力仕事です。
DIY初心者へのオススメ度
オススメ度 |
× |
DIY初心者やお忙しい方には、土の整地DIYはオススメしません。
私も働きながら、休日を使ってDIYしていたのですが、時間はかかるし力仕事だし、そこまで節約できないし、もう二度とやりたくないくらい大変でした(;’∀’)
正直、土の整地は業者に任せたほうがいいと思っています。
土の整地DIYの道具
必須な道具
角型スコップ
土を運んだり、広げたり、ならすのに使います。
整地には先がとがっているものより、四角いスコップがオススメ。
土を買った業者からレンタルできることもあります。
バケツ
土をつめて運ぶ際に使います。
あると便利な道具
一輪車
土をまとめて運ぶのに使えます。
敷地内に高低差がなく、敷地中すみずみに土を敷きたいときにあると便利です。
土を買った業者からレンタルできることもあります。
レーキ
土をならすときに、あると便利です。
土を買った業者からレンタルできることもあります。
土の整地DIYの手順
準備
・整地後土が流れ出ないか確認しておく
土は雨で簡単に流れるので、敷地境界にブロック等、土留め施工がされているかチェック。
流れでそうなら、先にブロックをついておきましょう。
うちは↓の赤いラインが境界線なのですが、ブロックを打たないま土を入れてしまったので、雨の日に隣地に流れてしまいました…
①土を庭全体に配置する
土をバケツや一輪車にのせ、庭中に配置していきます。
配置する量は、基本テキトーでOK。ならす際に厚みを見ていきます。
②土をならす
配置した土を、スコップやレーキを使って広げていきます。
めんどうくさいなら、足でやったってOK。意外ときれいに広がります。
厚みがある仕上げにする場合、土の厚みを考慮する
お庭には、桝や量水器や浄化槽などがあり、蓋を開けて清掃や点検をします。
なので、仕上げ材(砂利、固まる土、芝生など)が蓋を超えないよう、土を薄めに入れます。
雨水桝に向けて、ゆるい勾配(下り坂)をつける
雨水枡とは↓のように、雨を敷地外に配水するための穴です。(蓋に穴が開いているものが雨水桝。開いていないものが汚水桝)
雨が桝までスムーズに流れなければ、お庭に水がたまり、湿気で家が傷みやすくなります。
仕上げを薄いものにする場合、凸凹しないよう精密に仕上げる
土の上に芝生や固まる土や砂利で仕上げるなら、土が多少凸凹していても、水はけや使い勝手に問題ありません。
ですが、人工芝や防草シート等、薄い素材で仕上げるなら、凸凹は気になりやすく、水たまりもできやすいので注意しておきましょう。
③土を踏み固める
あとは、土を固めて流れにくくします。
といっても、靴でトントンしていれば勝手に固まります。
もちろん、範囲が広ければ、転圧機があれば便利です。
土の準備方法
①土量の算出をする
敷地全体に土を入れる場合は、↓のように出します。
(敷地面積-建築面積)×厚み=必要土量
↓敷地面積から
↓建築面積(建物が敷地を覆っている範囲)を引けば
↓土を敷く範囲がわかります。
あとは、土を何cm盛るか決めます。
↓配置図を見るとわが家の場合は、玄関ポーチと地面の差が400mm、と設計されていますが
↓差が450mmありましたので、あと50mm土を入れなければいけません。
以上のことを計算式にすると
(177.98㎡(敷地面積)-71.42㎡(建築面積)×0.05m(厚み)=5.328㎥
となり、≒5.4㎥の土を発注することになります。
土は余ると処理に困るので、園芸などで土を使う予定がなければ少なめに発注し、足りない分は袋で買い足すといい。
②土を発注する
土を購入する方法は↓の3つです。
・土の販売業者
・ホームセンター、ネット通販
土の販売業者
「土 販売 お住まいの地域」で検索すると、山で削った土を直接販売してくれる業者が見つかります。
まずは電話をかけ、個人宅に販売できるか、土を下す場所、配達方法、金額等をすり合わせしましょう。
こちらの方法が一番安く土を購入できます。
ただし、↓のように大きなトラックを横付けする場所や、大量の土をお庭に数日置いておくスペースがいります。
・整地は数日間かかるので、雨で土が敷地外に流れ出ない場所に、土を置く
ホームセンター、ネット通販
土を大量に置いておくスペースがない場合や、休日にコツコツ整地したいなら、ホームセンターやネットで、土を小分けにして購入するのがオススメです。
ただし、一番割高にはなってしまいます。
土1㎥=1500kg ほどです。
なので、必要㎥×1500kg=必要kg です。(うちの場合は、5.4㎥×1500kg=8100kg)
そして、必要kg/1袋のkg数=必要袋数 です。(1袋25kg入りだとすると、うちの場合は、8100kg/25kg=324袋)
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