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✔薪棚DIYの注意点がわかる!
✔自分で薪棚を作れるか判断できる!
✔あなたのお家に合わせた薪棚がデザインができる!
わが家がDIYした薪棚
↓DIY前。歩道から丸見えなので、そわそわしてしまいます。
↓DIY後。1~2冬分の薪とガーデニング用品が、たっぷり収納できるように♪
↓歩道から見たわが家。目隠しにもなって、お庭と室内に落ち着きがうまれました!
DIY期間 | 14日 (内訳) 基礎:7日 本体:7日 |
---|---|
DIY費用合計 | 31万円(基礎のみ業者に依頼) (内訳) 基礎:18万円 本体:13万円 |
業者工事の相場 | 60~70万円 |
節約できた費用 | 約40万円 |
オススメ度 | コスパ | 難易度 | 労力 |
× | ◎ | × | × |
わが家は基礎工事を業者にたのみましたが、DIYすると総額31万→20万くらいまで安くできたでしょう。
ただ、材を縦横にまっすぐ組むだけで大変。材料も多くて重いので、女性一人のDIYはムリがあります。
さらに、法律を守った設計をしなければならないので、準備の時点から労力が大きい…

薪棚の設計方法

①薪棚をDIYする場所を決めよう
✓薪の搬入がしやすい
✓薪ストーブまでが近い
✓万が一倒れても、被害が少ない
✓地中の設備配管の上に置かない
薪棚は、薪を運び入れる場所と、薪を使う場所の、中間に配置すると使いやすいです。
また、薪棚は家の外壁にぴったりくっつけるのはNG。
なぜなら、風通しが悪くなって薪が乾燥しづらく、お家の床下にも湿気がたまってシロアリ被害にもつながりやすいからです。
お家の配管が埋まっている場所は、こちらをご購入いただくと、詳しい解説が読めます。
②どんな機能を持たせたいか考えよう
まずは、薪棚に持たせたい機能、収納したい物を、紙に書き出してみましょう。

そして、薪や収納物が使いやすいように、デザインを描いてみます。
縮尺は決めずに、「こんなのがあったらいいな~」を脹らませます。
↓私が書いたラフのデザイン。

↓扉の中のイメージです。

③薪の量を把握しよう
次に、薪棚のサイズを決めるために、薪の保存量をだします。
1⃣薪ストーブの使用日数は?
薪ストーブは、月に何日使用するでしょうか。
焚くのは12月~2月と考えて、一冬に薪ストーブを使う日数をだします。
たとえば、休日のみなら10日/月×3(カ月)=30日。
毎日なら、30日/月×3(カ月)=90日と、ざっくりでOK。
2⃣薪の使用量は?
広葉樹なら、1日で薪は1束(8本)ほど必要です。
針広葉樹ミックスなら、1日の消費量は2束(16本)ほど。
1⃣を掛けて、一冬の使用量を出します。
たとえば、毎日針広葉ミックスの薪を使うなら、2束/日×90日=180束。
1束は約10kgなので、一冬に1800kgです。
④幅、奥行き、高さを決めよう
1⃣作れる幅は?
まずは、どれくらいの幅まで薪棚を作れるか(作りたいか)、設置場を測りましょう。
2⃣用途に合う高さは?
たとえば、目線を遮りたいなら、地面から160cm以上だと安心。
ですが、あまりに高いと薪の出し入れがしづらく、地震時に大量の薪がふりかかってくる危険も。
最高でも地面から2m以内にしておくと安心です。
逆に、室内からの眺めを遮らないようにも気を付けます。
↑わが家のデザイン。歩行者、車の行き来が見えない×歩行者が圧迫感を感じづらい×室内の窓から奥の山々が見える、絶妙な高さを検討。敷地の高低差も忘れずに。
3⃣奥行きは?
あとは、必要な㎥数によって奥行きを決めます。
針広葉樹ミックスの薪が100kgの場合↓のようなスペースをとります。
例えば、薪の必要量が3000kgとすると、↑100kgの塊が30個分。
仮に、薪棚の奥行40cm×高さ180cm×幅700cmとすると、↑の塊を、3段×5列=15個分しか入りません。
収納量が足りないなら、奥行きを大きくします。
例えば、奥行80cmにすると、3段×5列×2行置けるので、30個分の収納ができるというわけです。
4⃣調整する
ただし、↑の数値は、薪棚にぎゅうぎゅうに詰めた時のもの。
柱や梁で薪を置くスペースは小さくなるのを忘れがち。
なので、少し余裕を持たせて+100kg分は大きく作っておくと安心です。
奥行きを増やせないなら、幅や高さを調整します。

薪棚を強く、長持ちさせる設計のポイント
薪棚の足元
雨の跳ね返りや湿気で、柱や土台が傷むので、できるだけ地面と木材の距離をとりました。
さらに、コンクリートでベースを作って、地面からの湿気を防ぎました。
また、沓石をコンクリートに埋込むことで、台風や地震で足元が引き抜かれにくく設計。
束は傷んでも取り換えやすいようにしてます。
束の代わりに基礎パッキンをあてて柱を載せてもいいでしょう。
柱と梁の接合
柱や梁をつなぐときは、ステンレス製の金物を使いました。
木を削る接合もありますが、断面積が減って弱くなるのでしません。
屋根の接合
強風で飛ばされないように、垂木と桁の接合は、専用の金物を使いました。
垂木がそこまで大きくないなら、タルキックを使うと楽に強く作れます。
木材の選定
屋外で使う木は、杉やヒノキなど、耐候性の高く乾燥しているもの(KD材)を、塗料で保護して使いました。
2×4材は屋内想定の材で、外で使うと腐ったりシロアリにやられやすいので、使いません。
筋交い
地震や台風など、横からの力で変形して倒れないように、XY軸にそれぞれ筋交いを入れました。
材寸
薪の重さに耐えられる材寸と、柱の間隔を構造計算しました。
柱は、間隔があけばあくほど、負担する荷重が大きくなり、梁がたわみやすくなります。


薪棚DIYの材料
薪棚本体の材料
・柱、梁、土台、束
・筋交い
・垂木、根太
・塗料
・接合金物
・コースレッド(ステンレス)
・外壁材
・屋根材
柱、梁、土台、束
わが家は90角の杉材を使用。
木材はできるだけサイズを統一しておくと、半端が出た時に使いまわしやすく、節約になります。
ホームセンターで買うなら、後々歪みが出やすいグリーン材(湿ってる木)でなく、KD材(乾燥してる木)にしましょう。
↓はKD材で、お好みの長さにカットしてもらええて便利です。
筋交い
わが家は、45×90を使用。
筋交いは断面によって強度がかわるので、最低でもこの寸法はほしいです。
KD材を使いましょう。
垂木、根太
わが家は、45×55の材を使用。KD材を使いましょう。
塗料
外で使う木材は、塗料で保護しておくと長持ちします。
オススメ屋外塗料は↓でご紹介♪

わが家は、ウッドロングエコを使いました↓
接合金物
金物は、ステンレス製かつ、木の材寸に合うサイズを選びましょう。
柱に梁や土台をかけるときは、↓を使いました。
柱の上に桁を載せる部分は↓で固定しました。
土台や梁に根太をかけるときは↓を使いました。
桁と垂木の接合は、↓のようなひねり金物を使いました。
↓のようなタルキックというビスを使ってもOKです。
筋交いと骨組みの接合は↓を使いました。
コーススレッド(ビス)
コーススレッド(ビス)とは、インパクトドライバーで打てるネジ頭のものです。
釘(頭にネジ穴が開いてない、金づちで打ちこむタイプ)ではないので注意です。
薪棚の骨組みを組む時や、型枠を作る時に使います。
ステンレス製を選びましょう。
長さは、使う材にもよりますが、28,38,51あたりがあれば融通が利きます。
外壁材
わが家は↓のような杉板(幅10cmほど)にウッドロングエコという塗料を塗って外壁にしました。
屋根材
わが家は↓のようなガルバリウム鋼板をオーダーカットし、配送してもらいました。
下地材として、↓のようなベニヤ板を使いました。

わが家は法22条地域であるので、屋根は不燃材料、延焼ラインにかからない場所に設置だったので、外壁の素材は自由でした。
薪棚基礎の材料
・沓石
・スペーサー
・型枠用木材
・セメント
・砂
・メッシュ筋
沓石
薪棚の柱を載せるものです。使用することで、柱と地面を離せるので、薪棚の強度が長持ちします。
プレートが付いているものを選ぶと、骨組みとの接合がスムーズです。
スペーサー(ピンころ):適量
↑門柱を作った時の基礎
鉄筋は、コンクリートにしっかり隠れていないと、サビて弱くなります。
なので、土からしっかり鉄筋を浮かせるために、スペーサーを使います。
ホームセンターに行けば、メッシュ筋のコーナーにスペーサーやピンころがおいてます。
型枠用の木材:コンパネ、30角ほどの木
↑門柱を作った時の基礎
基礎を流しこむための、型枠をつくる木材です。
基礎がかたまったら、はがして処分するのでお安いものでOK。
擁壁や土をうまく使うと、木材が少なくて組む手間もはぶけます♪
メッシュ筋
メッシュ筋は、井桁に組まれた鉄筋のことです。
基礎の底に入れることで、ひび割れをふせぎます。
ホームセンターでは、井桁に組まれてる物もあります。
↓のように、D10の鉄筋を@200以内で井桁に組んでもOKです。
鉄筋同士は鉄線で固定します。プラスチック製ではコンクリートになじみませんので、必ず鉄製の鉄線を使ってくださいね。

セメント
基礎のコンクリートをつくるために使います。ホームセンターに売ってます。
セメントと砂のかわりに、インスタントセメントでもOKですが、高くつきます。
量の出し方は、まず、必要なコンクリートの量を出します。
基礎の体積=コンクリートの量です。なのでまず、基礎の高さ×幅×奥行きで体積を出します。
例えば 0.25m×0.8m×1.1m=0.22㎥の基礎を作る場合、インスタントセメントなら、1袋0.01㎥として、0.22㎥÷0.01㎥=22袋買うことになります。
セメントと砂なら、比率は1:で3つくるので、必要セメント量は0.22㎥÷4=0.055㎥。必要砂量は0.22㎥÷4×3=0.165㎥です。
あとは、1袋に何㎥入っているか確認し、何袋買うか求めましょう。
薪棚DIYの道具
薪棚本体のDIYの道具
・丸のこ(のこぎり)
・インパクト
・水平器
・スケール
・さしがね
・塗装セット(刷毛、バケツ)
丸のこ(のこぎり)
のこぎり(丸ノコ)は、木材をきるのに使います。
量が多いので、ホームセンターでカットしてもらってもいいでしょう。
もちろん、丸ノコやのこぎりがあったほうが、その場で微調整できるので工事がしやすいです♪
↓女性でもあつかいやすい、愛用の丸ノコ
インパクト
インパクトは、基礎の型枠をくむときや、ポストをつけるときに使います。
型枠では一度うったビスを抜いたり、ポストではコンクリートにビスをうつので、ドライバーでは代用がむずかしいでしょう。
もちろん、補助的にドライバーがあるととても助かります。
持ち手が大きく、滑りにくくなっているタイプは、力を入れやすくしめやすいです。
また、インパクトはホームセンターでお安くレンタルできる場合もあります。
オンラインでもレンタルできるようなので、ご参考に。
インパクトの先端は付け替えができるのですが、通常のものに加えて、スクエアタイプ、ヘックスソケットの3種類を用意しておきましょう。詳しくは作り方でお話しします。
水平器
水平器は、基礎をうつとき、骨組みを組むときに使います。
100円ショップのものでもOKですが、少し誤差が出やすいです。
また、大きめの方が使いやすいです。
今後DIYを続けるなら買っておいた方がいいかもしれません。
「水平垂直は目でみる!」という方もいるかもしれませんが、仕上がりや強度にもかかわるので、薪棚DIYでは使いましょう。
スケール
スケールは、さまざまな場面で活躍します。
100円ショップのものでもいいので、1つ用意しておきましょう。
ただ、安いスケールは、伸ばすほどへにょんと折れやすいので、長尺は測りにくいです。
今後DIYを続けるなら、長い高いを測りやすい、いいものをもっておくのもいいかもしれません。
さしがね
さしがねは、型枠用の木材を切るときや、組むときなど、直角を出したいときににあると便利です。
必須ではありませんが、作業がすごくスムーズになるので、100円ショップのものでも購入しておくのがオススメです。
塗装セット
基礎もDIYする場合の道具
・スコップ
・クワ
・大きいバケツ
・ミキサー
・コテ、コテ板
・マスク、ビニール手袋、軍手
(・手ハッカー)
スコップ(大、小)
小さいスコップは、コンクリートの固さをたしかめたり、型枠内にモルタルを入れるときに使います。
また、基礎用に大きな穴を掘るので、大きいスコップは必須です。
クワ
基礎用に大きな穴を掘るのですが、スコップだけだと土が固くてなかなか掘り進められないときがあります。
そのときに、クワで土をやわらかくすることでかなりスムーズに深く掘れます。
本格的なものを買わなくても、固い土をほぐせるものがあればなんでもOKです。
ミキサー
ミキサーは、コンクリートをつくるときに使う、混ぜる機械です。
よく、トロ船とスコップでコンクリートをつくっている動画をみますが、あれはかなり大変なのでオススメしません(;’∀’)
ミキサーはホームセンターでのレンタルを見かけない印象です。
ネットでレンタルしてもいいでしょうし、この際購入してもいいかもしれません。
とくに私は、ミキサーがあるおかげで、ブロックをついたり花壇をつくったりと、庭づくりの幅がかなり広がったので、おむかえしてよかったと思ってます♪
大きいバケツ
コンクリートをつくるときの、混ぜる容器です。
コンクリートは量をつくりますし、まわりに飛び散りやすいので、深めの大きいバケツがオススメです。
また、バケツに大きさがないと混ざりにくいので注意です。
モルタルやコンクリートは、固まるまでは洗い流せますが、やはり汚れてしまうので、使い捨てするくらいがいいかもしれませんね。
大きくて深さがある容器ならなんでも代用できます。
わが家は、新築時の漆喰が入っていた容器を使いました。
コテ、コテ板
コテは、基礎を打つときに使います。
1つでもOKですが、2つ以上あれば複数人で作業できるので、時短&楽チンです♪
いろんな種類のコテがありますが、↓のようなオーソドックスのものがあつかいやすいです。
また、すぐにサビるのでステンレス製がオススメです!ホームセンターに売ってます。
マスク、ビニール手袋、軍手
セメントはよく風に乗って飛ぶのですが、吸い込むと有害なのでマスクをつけましょう。
また、セメントやモルタルは肌につくとかぶれやすいので、浸透しないビニール手袋をつけましょう。
そのビニール手袋の上から軍手をつけると作業もしやすく、ケガもしにくいです。
(手ハッカー)
手ハッカーは、鉄筋をくむときに、結束線をまきつけるための道具です。
メッシュ筋を使うならいりません。
薪棚の作り方~基礎~
基礎DIYの大まかな工程は
①穴を掘り、転圧する
②型枠を組む
③配筋をする
④基礎を打つ
⑤沓石を置く
⑥基礎を打つ
↓薪棚のサイズから、沓石の配置を描いた図面。
↓沓石のサイズ、穴の深さ、沓石をどれだけ埋めるか、地面からコンクリートをどれだけ出すかを設計した時の図面。
私が基礎の寸法をいくつで設計したか、薪棚の材寸や材間の距離などを記した設計図は、こちらから購入できます。
①穴を掘り、転圧する
薪棚をつくりたい場所に、穴を掘っていきます。
クワで土をやわらかくし、スコップで土を出していきます。

基礎のサイズぴったりの穴だと、型枠を組んで基礎をうつと、設計より小さく出来あがってしまいます。
型枠の厚みと、外すときのこと考えて5cm~10cmずつほど、大きな穴を掘ります。

掘った後は、底の土を足やブロックでドンドンと固めましょう。
この締固めがあまいと、基礎が沈んだり歪むこともあるので、忘れずに!
②型枠をくむ
掘った穴の中に、木材で型枠をくんでいきます。
わが家は、基礎のサイズに合わせたベニヤ板を、支柱の木(3cm角ほど)にビスで打ち付けたパーツを用意し、

穴に設置。

設計した基礎のサイズになるように、スケールやさしがねを使って調整し

支柱同士をビスで打って、型枠を固定します。
型枠は、基礎が固まったらはがしますので、ビスを奥まで打ち込みすぎないように気をつけます。
③配筋する
型枠の中に、スペーサを置いてその上にメッシュ筋を配置します。
メッシュ筋のかわりに、鉄筋を井桁に置いて、交点を鉄線で固定してもOK。

・鉄筋が土にふれないようにする
・鉄筋がコンクリート内に7cm隠れるようにする
鉄筋は土や雨に触れるとサビが進行し、基礎の強度がおちてしまいます。

④コンクリートを打設する
大きなバケツに、セメントと水をいれ、ミキサーでかき混ぜます。
水は、セメントの量の1.5倍ほどです。
この後砂をいれたり、型枠まで運ぶので、作りすぎないように、↓くらいの量で。

固さのイメージは、やわめの粘土くらい。
シャバシャバで液体すぎると、セメントが足りません。逆に、ぼそぼそだと水が足りません。
とろみがつくまで、セメントや水を入れて調整します。

その後、砂を入れます。量は、セメント1に対して、砂2~3ほど。
固さは、スコップですくって、ゆっくりボトボト落ちくるくらいです。
・セメントを吸い込まないようマスク、触れないようビニール手袋をつける
・ミキサーで手を傷めないように、体全体で支える
・混ぜるときに飛び散るので、汚れてもいいエリアで混ぜる

混ぜたら、型枠内にモルタルをながしていきます。
このとき、モルタルが自然にとろ~っと広がるのなら、柔らかすぎです。セメントや砂を入れて固くしましょう。
コテやスコップで端っこまでしっかり流します。
沓石の底の高さまで入れましょう。

木材でコンクリートをトントンすることで、空気がぬけ、すき間にしっかり流れます。

沓石を置く場所が、水平にななるように、水平器とコテで調整します。
沓石が置けるようになるまで、半日ほど待ちましょう。
⑤沓石を置く
基礎の上に、沓石を置いていきます。
後々、骨組みを沓石の金物に固定するので、金物が直線に並んでいるかを、木材や紐などを使って確認します。

⑥基礎を打つ
沓石を埋める高さまで、基礎を再び打ちます。
以上で基礎の完成です!
薪棚の作り方~本体~
準備
木を塗装します。わが家が使った塗料と、塗装方法は↓で紹介。

①束を建てる
まずは、土台の中心に金物が留められるように、束の長さをカットします。
束は固定をせず、仮置きの状態で、上に土台を渡します。
土台が水平になるように、束の長さを調整します。
土台同士の水平もみます。
②土台を固定する
土台と沓石の金物は、コーチスクリューで固定します。
まずは、インパクトに下穴用のドリルをつけ、土台に下穴をあけます。
↓下穴用ピット。強度を保つため、コーチスクリューよりも1段階細いものを使います。
次に、インパクトのピットをヘックスソケットに付け替えます。
↓ヘックスソケット。コーチスクリューの頭の形、サイズと一致する物を選ぶ。
そして、あけた穴にコーチスクリューを打ち込みます。
↓コーチスクリューは、基本的にはM12サイズを使います。ただし頭が金物の穴から抜けないサイズかどうかを確認して購入しましょう。
③柱、桁を組む
土台の上に柱を建て、L型金物を両側につけて固定していきます。

次に、柱の上に桁を載せ、同様にL型金物で固定します。

桁や土台の長さが足りないときは、継ぎ手用の金物を使って材を継ぎます。
このように、土台、柱、桁を先に組み立てます。

④梁をかける
柱に梁をかけていきます。
受け金物を柱に打ち、梁を金物にのせて、ビスを打ちます。

金物の付属ビスは↓のようなピットに付け替えて打ちます。
↓こんな感じで、柱と柱の間に、梁をカポカポはめていくイメージです。

⑤筋交いを取付ける
↓筋交いプレートを使って、柱に筋交いを付けていきます。
筋交いは、土台と梁がある場所につけましょう。

↓このように、向きを互い違いに付けると耐力もUP。地震や台風対策です。

⑥根太を渡す
↓のように梁に根太受けの金物をビスで取り付けます。
全て同じ高さでつけましょう!

あとは↓のように切り出した根太を金物にかぽっとはめていきます。

横からビスを打てるので、金物と根太をしっかり固定します。
下の段も同様に作ります。
⑦垂木を渡す
↓まずは垂木を取付ける間隔で、両側の桁にひねり金物を付けていきます。(タルキックを使用するなら不要)
↓あとは垂木を載せて、付属のビスでしっかり固定。

⑧屋根を付ける
まず↓のように、下地としてベニヤ板を垂木に打ち付けます。

次に、屋根材を留めるための桟を、垂木と垂木の間に打ちます。

↓次に屋根の先端にガルバリウム鋼板を取付けて

↓端から鋼板をどんどんつけていきます。

↓鋼板の1枚はこんな感じです。

↓全て張った様子。

⑨外壁を張る
最後に、塗装した杉板を外側に付けていきます。

完成!

薪棚のDIYは無理かも…と感じたら?代替案
市販の薪棚を買って自分で取り付ける
市販の薪棚の選定方法
まずは耐候性があること。骨組みが錆びてしまっては、せっかくの耐荷重も弱ってしまいます。
次に、通風がとれること。足元の薪が地面からしっかり離れ、2段以上の棚があれば風を通しやすいです。
そして、容量。必要量の薪が置けるかどうか。その重さに耐えられるかどうかです。
雨除け
屋根なしの薪棚は、雨が心配ですよね。
防水タイプのタープやオーニングなど、別で雨よけを作るといいでしょう。
ですが、薪は一度きちんと中まで乾燥させていれば、雨くらい2-3日あれば乾きます。
使う2-3日前に、室内や軒下に薪を移動させるなら、雨除けはなくてもいいでしょう♪
業者に依頼する
法律も守らずDIYし、その薪棚が人や物を傷つけてしまったなら大事になります。
ですが、業者に設計施工を任せれば、事故がないようしっかり造ってもらえ、万が一の時は責任を問いやすいです。
ただし、きちんとした会社を選ぶのが肝。
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