
もし、あなたがこれから家を建てるなら、いつまで保つ家、建てたいですか?
「そりゃ、おばあちゃんになっても住みつづけられる家がいいよ」と思いますよね。
ですが、知っていますか?日本のお家の平均寿命。
なんと、31年なんです。
つまり、30歳で家をたてたなら、61歳にはたてかえなければいけない、ということです。
「えぇ!?一生に1度の買い物っていうのに、全然もたんやないかい!」
とツッコミたくもなりますよね…
「一生住める家、なんとかして建てたい!」
そんな方のために、長持ちする家3つのポイントを、ご紹介します。
この記事を読むと…
☑️おばあちゃんになっても、安心して暮らせるお家の建て方がわかる
☑️ローンを払いおわる前に寿命がくるような家づくりを防げる
☑️「やっぱり実家が好き!」と、巣立った子供たちも、帰ってきたくなる家を建てられる
▼参考文献▼
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「耐震」「湿度」「愛着」が100年住宅の秘訣
1.耐震をしっかりもたせる
熊本の大地震では、なんと、新しいお家が倒れてしまっています。
実は今の日本のお家、「大地震に1回耐えられる」だけの力しかありません。
つまり、「震度6強を2回以上」うけると、たちまち倒れはじめるのです。
ですが、今やそこかしこで地震ざんまい…
この事実を知ったあなたなら、どう対策しますか??
そう、「強めにつくる」ですよね。
関連>>お家の耐震性を高めるための基礎知識(執筆中)
家を長持ちさせるためには、いざという時に家族を守ってくれるだけの耐震性を、しっかりともたせましょう!
関連>>どの程度の耐震性なら安心できるのか?(執筆中)
2.湿度をちょうどよく保つ
「夏ジメジメ、いつのまにか押入れにカビが!?」
「冬、のどカサカサ、お肌ピリピリ…」
あなたを悩ませる湿気たち。
実は、お家の寿命をちぢめてしまうって、ご存知でしたか?
「冬の朝、カーテンをあけたら窓びっしょり…」
これは、湿度がちょうどよくないためにおこる、「結露(けつろ)」です。
この結露、なにが危ないのかというと…見えないところでも発生しているからなんです。
それは、どこでしょうか?
そう、壁の中です。
劇的ビ◯ォーアフターで、壁をはいでみたら、木がまっくろで腐ってた!というシーン、よくありますよね。
壁の中の結露が、お家の「ほねぐみ」を傷めてしまうのです。
木はぬれて乾かずジュクジュクになり、腐ってしまいます。
鉄骨やコンクリートも、サビやヒビわれの原因になります。
せっかくいい素材で強い家をたてても、湿度に無頓着な家は長くもちません。
関連>>夏サラサラ冬ぽかぽか♬年中快適な湿度を保つ家の建て方(執筆中)
3.時が経つほど愛着がもてる
日本で1番古い木の建物、法隆寺は、1300歳をこえました。
建てた大工さんは、こう言われています。
彼は、1300年「保つ」建物をつくったのではない。
1300年、人々から「残したい」と思われる、価値ある建物をつくったのだ、と。(出典:世界基準の「いい家」を建てる)
この話をきいて、グッ…と、心がふるえたのを覚えています。
日本の住宅の平均寿命は31年だといいました。
実はこの寿命、「持ち主つごうで手放したり、壊した家」も含まれています。
つまり、「まだ家は保つのに、むりやり寿命をむかえさせられた家」がある、ということです。
家は、手入れをしたり、丁寧に暮らしたり、日々のちょっとした気づかいが、長持ちにつながります。
そして、手をかけるからこそ、愛着がわきます。
ところが私たちは、「100年保つ=100年何もしなくてもいい」というイメージをいだきがちです。
だから、「古くなる=劣化して嫌になる」につながり、新しい家に手をだしてしまいがちになります。
「住めば住むほどステキに感じられる家にしよう」という意識。
家を100年のこすためには、住み手の「愛」が1番重要なのです。
関連>>【新築×DIY】悲報!20代ママ建築士がマイホーム建てたけど、快適に住めない件について【住むほど愛着のわく家づくり】
100年長持ちする家の建て方
・いざという大きな災害に耐えられるだけの、力のある耐震性
・じわじわ骨組みをむしばむ結露がおきない、調湿性
・巣立った子供が「住み継ぎたい」と言うほどの、愛着
この3つのポイントが、長持ちな家を建てるための秘訣です。いかがでしたでしょうか。
とはいっても、
「強くて数値が良くて、好きなことをつめこみたい!でも、お金が…」
こう思う方、いるのではないでしょうか?
家づくり、やっぱりお金も大事です。
「どこで節約して、どこにしっかりお金をかけるのか」
この意識が「満足な家づくり」にはかかせません。
次>>家を建てる時のお金の考え方(執筆中)
ぜひ参考にしてみてくださいね。