もしマイホームを買うなら、やっぱり丁寧に造ってくれる会社がいいですよね。
でも、実際の家を見ても「これは本当に丁寧なの?」と判断しにくいかもしれません。
そこで、設計士であり、家を建てた2児のママである私が思う、住宅会社の「家づくりの丁寧さ」が出る「工事内容」を2つお話しします。
これから住宅会社を決める方、建売を買いたい方、家のココを見てみてください(*^^*)
家づくりの丁寧さが判断しやすい工事内容
丁寧さが判断しやすい工事①:土台水切りのジョイント

お家を外から見たときの、外壁と基礎の間にある黒い線状の部分です。
この土台水切りは、基本、家の外周すべてについてます。
そして、土台水切りは、1つ4mの製品なので、必ずジョイント部分がでてきます。
つまり、4mの土台水切り同士を、くっつけて家の外周の長さにしてるんですよね。
じつはこの土台水切り、その名の通り、水を切る役目があります。
ところが、きちんとくっついてないと、水がちゃんと切れずに、とどまったり土台側に流れてしまうことがあります。
すると、床下が湿気やすくなりますし、土台も傷みやすくなるんです。
つまり、「長く住む」ことをちゃんと考えた造りではないんですよね…
もし、完成見学会に行くときは、土台水切り同士がすき間なく、きちんとくっついているか、確認してみてくださいね。
完成したお家の外からでも確認できますよ(*’▽’)
丁寧さが判断しやすい工事②:床下通気口

わざわざしゃがんで確認すると露骨なので、スマホで写真を撮ってみてください。
この通気口が、埋もれてなければOK。
逆に、モルタルなど、掃除しても取れないもので埋まりかけなら要注意です。
この床下通気口は、その名の通り、床下に通気をとるための穴です。
当然、埋もれていると、床下に湿気がたまりやすくなります。
すると、土台や柱が傷みやすく、シロアリにも喰われやすくなります。
つまり、家が短命化しやすい造りなんですよね。
※床断熱工法のお話です。基礎断熱工法にはあてはまりません。
どうしてこの2つの工事で丁寧さが判断できるのか?
じつは、土台水切りや床下通気口の工事は、特別な法律やチェック項目がありません。
なので、しっかりジョイントできてなかったり、通気口が多少埋もれていても、「大丈夫ですよ!」という住宅会社もあります。
ですが、私はそうは思いません。
本当に「お施主さんが長く住めるように、傷みにくい家を造ろう!」と考えるなら、気を配るところだと考えています。
本当に信頼できる住宅会社とは?
本当に信頼できる会社は、たとえお客さんに気づかれなくても、住む人のことを考えて、配慮ある工事をすると、私は思います。
家づくりは、たくさんの人が関わります。
なので、信頼できる住宅会社は、社員全体の人柄や対応が良いと、私は思います。
あとは、社員に元気と活気があります。
やっぱりムリな労働をさせる住宅会社は、社員の顔が暗いですし、事故やいい加減な工事につながるので…
もちろん、他の「丁寧さが判断しやすい工事内容」を思いつきしだい記事にするので、ブックマークしていただけるとうれしいです♪
更新情報はツイッターで発信してますので、そちらもフォローしていただけたら励みになります↓