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というあなた。
この記事では、設計士である私が、吹き抜けを採用したわが家のリアルな数値を大公開します。
・わが家の基本情報
・わが家の性能
・光熱費
・温度
・湿度
・エアコンにたよる期間
・エアコン台数
・補助冷暖房機械
・体感
といっても、 わが家の性能を真似ても、かならず同じ快適さや電気代になるとは限りません!
なぜなら快適さは、感じ方が人それぞれだから。
さらに、まどり、敷地、窓、素材、日射遮蔽、日射取得などの条件で変わってくるからです。
ですから、あくまで参考にとどめておいてくださいね。
ママ設計士の吹き抜けのある家
基本情報
・夫婦2人、子供2人(2021年で4歳と0歳)
・4LDK
・延床28坪のコンパクトハウス
・敷地54坪程度
・2階建て
・リビング8帖(リビング階段含む)
・リビングに8帖の吹き抜け
・ダイニング6帖
・部屋4つの広さは、2帖、3帖、6帖、8帖
・玄関なし
・ロフトあり
性能、工法
・耐震等級3基準で構造計算
・UA値:0.75ほど
・C値:1.2ほど
・内断熱工法(付加断熱なし)
・木造軸組み工法
・床断熱工法
・アルミ樹脂複合サッシ、Low-Eペアガラス(熱貫流率1.03W/(m2・K))
エアコンをつける期間
日によってつける月
・3月、9月
1日中つけっぱなしの月
・11月~2月(薪ストーブをつけない場合)
・7月~8月
合計6~7ヶ月ほど
使用機械
・リビングにエアコン1台
・卓上扇風機(補助)
・オイルヒーター(補助)
・加湿器(過乾燥時)
・薪ストーブ(薪が調達できれば11月~2月)
電気代
2019年(わが家の家計簿より)
※夫婦2人、子供1人(2歳)の時
食洗機2回/日
洗濯乾燥機1回/日
浴室乾燥機1回/日
自炊5~6日/週
11月:¥4,600
12月:¥18,000
1 月:¥18,500
2 月:¥15,400
3 月:¥14,500
4 月:¥12,700
5 月:¥11,400
6 月:¥8,000
7 月:¥8,600
8 月:¥9,800
9 月:¥14,000
10月:¥9,700
平均 ¥11,292/月
オール電化の3人家族の電気代平均額は、¥15,588/月です。
引用:関西電力(https://kepco.jp/denka/family_average/)
なので、月¥4,000ほど安いです。
全館空調システムの電気代は、月¥10,000前後が平均とのこと。
引用:ミラとも電力(https://miratomo.jp/article/7857#11)
ただしこれは、全館空調システムのみの電気代。
すべてを含めた電気代をみると、平均¥15,280/月や¥24,720/月のお宅があるようです。
引用:けぺログ~田舎でのほほんライフ~(https://ameblo.jp/kepe0828/image-12209814572-13773186234.html)
引用:憧れのフレンチシックインテリアへ(https://maki-interior.net/house-making/whole-building-air-conditioning-merit-demerit/#i-4)
わが家の平均は月¥11,292なので、全館空調システムよりも安いことに一応なります。
といっても、㎡数、大人子供の数、生活スタイルなどを完全にそろえて比較したデータではありません。
わが家は戸建てでもとくにコンパクトなので、あくまで参考程度です。
温度、湿度
測定器:みはりんぼう温湿度計
測定場所:1Fリビング、2F寝室、1F脱衣室(北側、扉で仕切っている)
測定高さ:床から70~100cm
測定時間:AM9:00
※平均値を記載
【1月(冬)】
リビング温度 :21.12℃
2F寝室温度差:+0.3℃
脱衣室温度差 :ー0.04℃
リビング湿度 :40.57%
2F寝室湿度差:+0.28%
脱衣室湿度差 :+0.57%
平均外気温:6.01℃
機械:エアコンのみ(加湿器、ヒーター使用なし)
測定器:みはりんぼう温湿度計
測定場所:1Fリビング、2F寝室、1F部屋(東側、エアコンから一番遠い)
測定高さ:床から70~100cm
測定時間:AM9:00
※平均値を記載
【8月(夏)】
リビング温度 :29.63℃
2F寝室温度差:-0.01℃
1F部屋温度差:+1.03℃
リビング湿度 :59.38%
2F寝室湿度差:+0.75%
1F部屋湿度差:ー0.63%
平均外気温:33.64℃
機械:エアコンのみ(除湿機なし)
測定器:みはりんぼう温湿度計
測定場所:1Fリビング、2F寝室、1F部屋
測定高さ:床から70~100cm
測定時間:AM9:00
※平均値を記載
【10月(無冷暖房)】
リビング温度 :21.6℃
2F寝室温度差:+0.15℃
1F部屋温度差:-0.35℃
リビング湿度 :57.75%
2F寝室湿度差:-0.25%
1F部屋湿度差:+1.25%
平均外気温:13.25℃
機械:なし
全館空調なし、エアコン1台で快適なお家の秘訣
・瓦屋根
・オール漆喰壁
・無垢の木の構造あらわし
・オール無垢の木フローリング
もちろん快適なお家には、まどり、パッシブ設計、空調設計、施工技術、性能など、いろんな工夫が必要です。
その中でも、自然素材はすごく快適性に関係していると実感してます。
これは私の主観ですが、室温26℃のRC造の実家より、29℃の自然素材のわが家の方が快適なのです。
素材は、温熱や耐震性能にくらべてデータ化にしにくいので、ないがしろにされがちです。
ですが自然素材には、調湿、蓄熱、放電のうながしによる肩こり頭痛予防、膝への負担軽減、反響音、1/fによる癒やし効果など、快適性に関する数々の証明がされています。
あなたの「好きな暮らし方」ができる家づくりをしよう
これも私の考えですが、機械ですべて管理調整される暮らし方に、違和感がありました。
1番いやだったのが、病院や学校。機械で快適をつくる代表例です。
ずーっといると、刺激がなさすぎて、人間らしさをわすれてしまう感覚がイヤでした。
自分の終の棲家では、春夏秋冬、季節のうつりかわりを肌で感じながら、暮らし方を工夫して快適をつくる。
そんな人間らしい暮らしがしたいと考えました。
「今日はちょっと冷えるなぁ!そろそろ薪ストーブでお芋かな」
「陽がのぼるの早くなってきたなぁ、すだれを取りつけよう」
なんて、少し不便だけど自然と生きている感覚をお家で味わえることが、私の豊かさになるなぁと。
「超高性能がダメだ」「自然素材じゃないとダメだ」「全館空調がダメだ」ではありません。
私が言いたいことは、あなたの「好き」「快適」「叶えたい暮らし」を大切にした家づくりが、一番の快適をつくる、ということです。
どんな生き方がしたいですか?
問いかけてみてくださいね。