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こんな疑問におこたえします。
・失敗0の吹き抜けをつくってもらうために、施主のやることがわかる
私は設計士として、吹き抜けのあるお家を提案してきました。
そして、自宅にも吹き抜けをつくりました。
そのなかで学んだ、吹き抜けの失敗を0にするための施主の行動をお話します。
参考文献:エコハウスのウソ 40の誤解と1つのホント/前真之著/日経BP社
参考文献:エコハウスのウソ2 変わる常識、変わらない真実。/前真之著/日経BP
「良い吹き抜け」をつくるために、施主ができる具体的な行動
「良い吹き抜け」をつくってもらうために、施主ができることは
・「良い吹き抜け」をつくれる住宅会社をみつける
・設計士に「理想の吹き抜け」をきちんと伝える
です。
なぜなら、いくら吹き抜けのデメリットや対策を知っていても、造る側にノウハウがないと、実現しないからです。
そして、叶えてほしいことをきちんと伝えなければ、提案してもらえないからです。
「良い吹き抜け」をつくれる住宅会社の見分け方
吹き抜けの
・リスクを把握している
・たくさん施工している
・デメリットを解決する方法を知っている
・つくったお客さんの評判がいい
・実際のお家が快適
・耐震等級3が取得できる
・お家の性能がいい
ような住宅会社
・吹き抜けがオススメかどうか聞く
・吹き抜けの施工数を聞く
・吹き抜けのクレーム内容を聞く
・吹き抜けの耐震性について聞く
・お家の標準仕様の性能を聞く
・実際のお家を見に行く
・実際建てた人の話を聞く
営業や設計士に吹き抜けはオススメかどうか聞こう
まずは、営業マンや設計士に
と質問してみましょう。
そして、もし「オススメしない」なら、理由を聞いてみましょう。
・建てたお客様の「やめておけばよかった」が多いから
・冬寒く、夏暑いという声が多いから
このような理由がでてくるのなら要注意。
その会社は、吹き抜けのデメリットの説明不足、対策の提案不足、お家の性能不足かもしれません。
もし、「オススメです」なら、吹き抜けの不安に感じるところを聞いてみてください。
などです。
・具体的な対策案をこたえてくれる
・同じ悩みをもっていたお客様が、どう対策したかを話してくれる
このような話ができるなら、良い吹き抜けを提案してくれる住宅会社かもしれません。
・具体的な対策案がなく、「それならやめたほうがいい」と言う
・具体的な対策案がなく、「大丈夫ですよ」と言う
のなら要注意。
たとえクレームがあっても改善できていない、不快なお家を建てているかもしれません。
吹き抜けの施工数を聞こう
設計士や営業マンに
と聞いてみてください。
・あまり採用されていない
・すぐに見せられる物件がない(お客様のお家ではなく展示場に案内される)
なら要注意。
その会社は、吹き抜けの施工経験、提案経験が少なく、ノウハウ不足かもしれません。
・ほとんどのお家が吹き抜けを採用してる
・吹き抜けのある完成物件、実際住んでる物件にすぐ案内してもらえる
のなら、良い吹き抜けを提案してくれる住宅会社かもしれません。
吹き抜けのクレーム内容について聞こう
設計士や営業マンに
と聞いてみましょう。
・夏暑く、冬寒い
・1階が温まりにくく、2階が冷えにくい
・足元が寒い
などの、快適性にクレームがあるなら要注意。
その会社の家は、性能不足かもしれません。
吹き抜けの耐震性について聞こう
設計士や営業マンに
と聞いてみましょう。
・「問題ない」という
・「弱くなるのでやめたほうがいい」という
・「耐震等級3をとっている」以外の理由をつけて「問題ない」という
なら要注意。
その会社は、地震に強い吹き抜けをつくれないかもしれません。
耐震性を証明してくれるのは、耐震等級だけです。
「耐震等級3を取得できるから」以外の理由は、地震に強い根拠になりません。
厳しい言い方ですが、耐震性に自信のない会社は、素人の「こうすれば地震に強いだろう」というイメージをうまく使って、煙に巻きます。
・「耐震等級3を取得できる」から問題ないという
のなら、吹き抜けがあっても、地震につよいお家をつくってくれる住宅会社です。
標準仕様の性能をたしかめよう
吹き抜けは、お家の温熱性能が低いと、夏暑く冬寒くなりやすいです。
快適な吹き抜けには、高気密高断熱が必須です。
・C値(しーち:気密性を表す数値)1.0以下(数値が小さいほどいい)
・UA値(ゆーえーち:断熱性を表す数値)0.56以下(数値が小さいほどいい)
・窓枠:樹脂サッシ
・窓ガラス:トリプルガラス
参考文献:エコハウスのウソ 40の誤解と1つのホント/前真之著/日経BP社
参考文献:エコハウスのウソ2 変わる常識、変わらない真実。/前真之著/日経BP
標準仕様の性能が足りないのなら、オプションで性能アップをしてもいいでしょう。
ただし、オプションは割高です。
なぜなら、標準仕様=1番建てられている仕様なので、大量発注で低価格におさえられるから。
加えて、標準仕様とは、その会社の理念、考え方そのものです。
高性能が標準の会社は、「お家の快適性には高性能が大切」だと考えているということです。
会社の考え方は、社員の考え方です。
施主は、家づくりのあらゆる場面でプロに頼るので、考え方が自分の求めるものに近い方がいいのです。
実際のお家を見に行こう
私の経験上、営業マンの中には、売るためにウソをついたり、不利になることを言わない人もいます。
つまり、吹き抜けがクレームだらけなのに、「快適だから大丈夫」と言われることも。
見学するのなら、展示場ではなく、実際のお客さんが建てたお家を。
「完成見学会」や「お住まいの家見学会」に参加しましょう。
・1階と2階の温度差が不快じゃない(夏冬)
・エアコンのある部屋とない部屋の温度差が不快じゃない(夏冬)
・床が冷たくない(春秋冬)
・家のすみずみまで不快感がない(春夏秋冬)
・気流が不快じゃない(秋冬)
https://yutakata.life/shito/
建てた人の話を聞いてみよう
・世帯人数
・必要部屋数
・子供の年齢
・必要広さ
などが、あなたの建てるお家と近い条件の物件を見学しましょう
・一年中快適か?
・不快なところがあるなら、どこか?
・吹き抜けは採用してよかったか?
・夏の2階の暑さ、冬の1階の寒さはどうか?
・電気代は夏、冬いくらか?
・エアコンをつける期間は何ヶ月か
・補助的に使っている機器(加湿器、除湿機、ヒーターなど)はあるか?
このような質問をして、あなたが求める暮らしが、その会社の吹き抜けのあるお家で叶えられるのか、確認しましょう。
https://yutakata.life/kengakukai2/
設計士に「理想の吹き抜け」をきちんと伝える方法
いくら吹き抜けのノウハウがある会社を見つけられても、あなたの「理想の吹き抜け」を伝えられないと、提案してもらえません。
伝えるためには
・自分にとっての「理想の吹き抜け」をハッキリさせる
・設計士に伝え方を工夫する
この2つが大事です。
・自分にとっての「良い吹き抜け」とはなに?
・自分にとっての「吹き抜けの嫌なところ」はどこ?
・自分はどうして吹き抜けをつくりたいのか?
・自分にとっての「吹き抜けの不安要素」はなに?
自分にとっての「良い吹き抜け」とは?
吹き抜けがステキだと感じる理由をたくさん書き出してみましょう。
一般的なメリットでなくてもOK。
あなたにしかない感覚を大事にしてください。
昔友達の家に行ったときの広くて明るくてキラキラした記憶。古民家カフェに行ったときの高い天井と木組みを見たときの感動。
吹き抜けの写真をたくさん眺めながら、「これが好き!」と思えるものを探すのもいいですね。
いいと感じた理由を考えてみましょう。
といっても、いきなり「好き」を深堀りするのはむずかしいかもしれません。
↓に、私が感じる吹き抜けの魅力や、一般的なメリットをまとめました。
これをもとに、「どう感じるか」を考えてみるのもいいでしょう。
自分にとっての「吹き抜けの嫌なところ」はどこ?
この記事を見ているということは、「吹き抜けのデメリット」で気になるところがあるのではないでしょうか?
あなたが気になる吹き抜けの嫌なところを、書き出してみましょう!
↓は、吹き抜けの一般的なデメリットをまとめています。
それをもとに、「自分はどう感じるか?」と丁寧に問いかけてみるとわかりやすいですよ。
自分はどうして吹き抜けをつくりたいのか?
吹き抜けの写真をたくさん見てみましょう。
中には、「いまいちだなぁ」と感じる吹き抜けがあるはずです。
そして、その写真の「いまいちな理由」を考えてみましょう。
など。
そこには、「吹き抜けにするなら叶えたいこと」が隠されているはずです。
自分にとっての「吹き抜けの不安要素」はなに?
あなたは、「吹き抜け採用!」と即ふみきれない理由があるのではないでしょうか?
もし吹き抜けを採用したとしたら、起きてしまう嫌なことは何でしょう?
など、不安なことはなんでも書き出してみましょう。
大丈夫、「それなら吹き抜けやめれば?」なんて、言われません。
逆に、不安がハッキリしていれば、対策をしてもらいやすくなるんです。
設計士に「叶えたい吹き抜け」を伝える方法は?
「良い吹き抜け」をつくってもらうためには、「お家の性能が高い」だけではダメです。
なぜなら、吹き抜けのデメリットを最小限にするには、敷地に合わせたプラン力がかなり重要だからです。
つまり、設計士の提案にかかっています。
なので施主は、「叶えたい吹き抜け」を設計士と共有する努力がいります!
いくら言葉で伝えても、伝わっていなければ
となってしまいます。
・その会社の実物件を例に出す
・写真、絵、文字で表現する
会社の実物件を例に出す
「快適性」はなかなか伝えづらいです。
「UA値はいくつで…」と伝えたとしても、快適さはいろんな要素でつくられているので、数値だけ同じにしても、その快適さになるとは限りません。
そこでオススメなのが、「快適だと感じた実際のお家を伝えること」です。
他にも、よかったところ、悪かったところを、実際のお家をもとにお話することで、より伝わりやすくなりますよ。
写真、絵、文字で表現する
言葉は、別のニュアンスで伝わってしまうことがよくあります。
そこでオススメなのが、写真、絵、文字です。
家づくりノートをつくって、好きな吹き抜け写真をはっておきましょう。イメージをイラストにしてもいいです。
くわえて、↑で深堀りしたあなたにとっての「理想の吹き抜け」を、文字で書いておくとベスト。
「理想の吹き抜け」のために、プロの力をうまく引き出そう!
「理想の吹き抜け」を実現するためには
・自分にとっての理想を知る
・ノウハウをもった住宅会社をみつける
・設計士に「叶えたいこと」を伝える
を実践しましょう!
↓8畳の吹抜けでもエアコン1台で快適なわが家の間取りと設計の工夫をお話ししてます(*^^*)