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こんな疑問におこたえします。
・乗せる物にあわせて、棚板の厚み、棚受けの個数と間隔が計算できるようになる
・しっかり強度のある棚を安全にDIYできるようになる
私は、自分の家を構造計算した設計士です。
そして、食器をたくさん乗せる棚を、新築にDIYしました。
ちなみに、3年目の今でも、棚はたわむことも、壊れることもなく、活躍してくれてます♪
この記事では、重いものを乗せる棚をDIYするときに、安全に強く作るための計算方法、注意点をお話します!
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「重いもの」を乗せる棚を、DIYで強く作る方法①
「重いもの」を乗せる棚は、下地にビスでとりつけよう!
下地とは、壁の中にある、柱などの木のことです。
引用:DIY Howto Library
とめ方は、ネジ、釘、ビスなどありますが、必ずビス(コーススレッド)を使いましょう。
ビス(コーススレッド)を下地に打ち込めば、かなり強い棚ができます。
「重いもの」用の棚を取りつける、下地の探し方
「重いもの」を乗せる棚を、DIYで強く作る方法②
「重いもの」を乗せる棚は、棚受けの間隔と棚板の厚みに注意しよう!
「乗せる物」の重さにあわせて、棚受けの間隔と棚板の厚みを決めることで、強い棚ができます。
決めるためには、計算が必要です。
もし、ずーっと使いたい棚、大事なものを乗せる棚であれば、計算は必須です。
じつは、作ったときは大丈夫に見えても、時間がたつと、どんどん棚板が重さでたわんだり、棚受けが外れていきます。
逆に、1年ほどしか使わない、壊れてもいい、落ちても人にあたらない棚であれば、計算せずともOK!
「重いもの」用の棚をDIY!棚受けの間隔と棚板の厚みの計算方法
なんと、小学生レベルの計算で、棚受けの間隔や、棚板の必要な厚みがだせます。
計算方法①:イメージをざっくりかく
まず、↑のように、ざっくりとイメージをかきましょう。
・棚うけの間隔
・板の厚み
・板の奥行き
を、仮でいいので、決めてください。
計算方法②:乗せる物の重さを計算する
まず、
・棚に乗せたい物をリストアップ
します。つぎに、
・各物の重さを測る(or調べる)
・乗せる物の重さを合計
しましょう。こまかく考えなくてもいいです。
たとえば、食器なら、一番重いであろうどんぶりで計算すればOK!本も、文庫ではなく、厚めの本で考えれば、まちがいありません。
コツは、「重めにみつもること」です。
計算方法③:計算ツールにあてはめてみる
(出典:DIY・建材施工用 自動計算ツール)
↑のサイトにいくと、板の厚み、幅、長さを入力するところがあります。
①で仮にきめた、「棚板の幅、厚み、長さ」をいれてみましょう。
すると、下に耐荷重がでてきます。
これは、板の上にのせても、大丈夫であろう重さです。
(安全性をかんがえて、小さいほうの数をみてください。↑の場合は、20kgまで)
計算方法④:確認する
③で出した「耐荷重」と、②で出した「乗せる物の重さ」をくらべます。
③で出した「耐荷重」>②で出した「乗せる物の重さ」 ならばOK!
①に仮できめた、棚うけの間隔、板の奥行き、厚みでつくっても大丈夫です。
(計算方法⑤:再設計する)
もし、③で出した「耐荷重」<②で出した「乗せる物の重さ」ならば、①で仮に決めた棚板の厚み、棚受けの間隔では壊れてしまいます。
そうなった場合、
・板の厚みをUPさせる
・棚受けをふやして、間隔をせばめる
必要があります。再度③のツールに数字を入れて再計算しましょう。
たとえば、20mmの板厚→25mmにして、再度入力。
これでもNGなら、棚受けを1つふやして、300mm間隔にする、というようにです。
③の「耐荷重」>②で出した「乗せる物の重さ」 になるまで、微調整をしましょう。
計算通りの間隔で棚受けをつけると、下地の位置とずれる場合の対策
こんな場合は、まず「下地に棚受けを打つ」のが最優先です。
そして次に、「下地に棚受けを打った場合の、棚受けの間隔」を確認します。
その間隔が、計算で出した棚受けの間隔より、狭ければ問題ありません。
このような場合は、計算で出した間隔をクリアするよう、下地にとりつける棚受けと棚受けの間に、棚受けを増やしましょう。
つまり、「下地に打たない棚受け」を追加するということです。
ですが、カベの中に下地を追加するのって、かなり大変ですよね。
なので、石膏ボードに、「石膏ボードビス」を打って、強度をだします。
石膏ボードに普通のビスを打つだけでは、強度がでません。
モロモロっと崩れちゃいます。
ですが、石膏ボード専用のビスを使うことで、下地に打つほどでないにしろ、強度が出せます。
「重いもの」を乗せる棚を、DIYで強く作る方法③
「重いもの」用の棚DIYでは、耐荷重のある棚受けを使おう!
じつは、100均やホームセンターに売っている棚受けは、耐荷重が小さいんです。
つまり、「軽いもの」を乗せる用なんですよね。
「乗せる物の重さ」を上回る、耐荷重の棚受けをえらびましょう!
「重いもの」用の棚DIYでは、棚板の「60%以上の長さ」の棚受けを使おう!
↑は棚うけを横からみたようすです。
「棚受けの大きさ」は、棚板100%に対し、60%以上あると安心です。
そして、棚受けは、「長い方」と「短い方」があります。
この、「短い方」が、棚板の60%以上の長さのものを選ぶとまちがいなしです!
つまり、いくら耐荷重をクリアしていても、板に対して棚受けが小さすぎると壊れてしまう、ということです。
「重いもの」用の棚DIYで、オススメの棚受け
重いものを乗せるための、オススメの棚うけをご紹介します♪
耐荷重100kg
耐荷重80kg(折りたたみ式)
耐荷重80kg(アイアン調・オシャレ)
耐荷重70kg(シンプル・スッキリ)
耐荷重50kg(アンティーク・オシャレ)
耐荷重30kg(シンプル)
「重いもの」を乗せる棚を、DIYで強く作る方法④
「重いもの」用の棚DIYでは、作るときに一工夫しよう!
計算をして、強い棚受けを用意したら、あとは「強く作る」だけ。
作るときの一工夫で、ガラッと強くなります♪
↑は棚うけを横からみたようすです。
取りつけるときの注意点は
・棚受けの「長い方」をカベ側、「短い方」を棚板にする
・ビスを使用する(付属のものより、ホームセンターの「コースレッド(通称ビス)」がオススメ)
・ビスは、棚板に近い方に、35mm以上の長いものを使う
です。少しの工夫で、全然強度がかわってきます!
じつは、棚受けは「重力にだけ耐えられればOK!」と思われがちですが、意外と、重力以外にも力がかかっています。
それが、「曲げ」と「引き抜き」力。
といっても、あまり詳しく話すとマニアックになっちゃうので…
何が言いたいかというと、「色んな力に耐えるために、上記3つのポイントを意識して作ってね」ということです!
コーススレッド(ビス)を選ぶときは、「棚受けのビス用の穴に通る太さか」「ビスの頭は穴を通り抜けない大きさか」の2つに注意してくださいね。
「重いもの」用の棚をDIYするときの注意点4つまとめ
本や食器など、重いものを乗せる棚をDIYするときは
・棚受けは下地に打ちつける
・必要な「棚受けの個数」「間隔」「棚板の厚み」を計算する
・耐荷重のある棚受けを使う
・強度が出るように作る
の4つを意識しましょう!
シェルフは、コストも時間もかからず、暮らしを素敵にしてくれます。
わが家は、脱衣室とキッチンにつくりました(*´∀`*)