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たしかに、28坪の間取りは失敗しやすいです。
ですが成功すれば、コストも抑えられるうえに、メンテナンスも楽で、質の高いマイホームが叶います。
実際私は、28坪の間取りで家族4人、広がりを感じながら、快適な暮らしができています。
この記事では、設計士であり家を建てた2児のママが、28坪の間取りで失敗しやすい所、28坪の間取りをもっと快適にするために、自身の家の設計でも取り入れたテクニックをお話しします。
読めば、あなたの間取りがもっとよくなるヒントが見つかるかもしれません(*^^*)

28坪の間取りで陥りやすい失敗
狭くて使いづらい
じつは、4人家族が豊かに暮らすためのオススメ広さは、38坪ほど。(国土交通省 住生活基本計画)
平均でも30-35坪ほどの広さで皆さん建てています。やはり28坪の間取りは平面的に小さいのです。
そして、LDKを広くしたり、お部屋の数を増やすと、水回りや玄関、廊下が窮屈になりがちです。

改善するためには、同じ坪数でも「より広さを感じるテクニック」をたくさん取り入れること。
くわしくは後述します。
廊下、玄関、水回りが暗くなりやすい
28坪の間取りは、メインのお部屋以外が暗くなりやすいです。
なぜなら、LDKを広くすると、廊下や玄関、水回りが小スペースになりやすく、窓をとりにくくなるからです。

改善するためには、窓をできるだけもうけたり、間接光を取り入れるテクニックを使いましょう。
くわしくは後述します。
部屋が散らかりやすい
28坪の間取りは、部屋が散らかりやすいです。
なぜなら、1つ1つのスペースをコンパクトにするので、収納スペースが限られるから。
たとえ、収納が1か所に広く取れていても、適所適量でなければ散らかります。

改善するためには、生活動線を考えながら、どこで何を使うか、収納計画をたてましょう。
くわしくは後述します。
風通しが悪い
28坪の間取りは、風が抜けにくいです。
なぜなら、部屋が東西南北にあって壁で仕切りがちなので、風の入り口はあっても出口がないことが多いから。
風通しが悪いと窓をあけなくなり、湿気がこもる、エアコンをつける期間が長くなる、換気が悪くなるので、「なんとなく不快な家」になります。

改善するためには、風の入り口と出口の窓をそれぞれもうけたり、引き戸を採用して家全体の風の通り道を考えましょう。
くわしくは後述します。
落ち着きがない
28坪の間取りは、せっかくのリラックススペースも落ち着かないことが多いです。
なぜなら、LDKと廊下を兼ねることが多く、「リラックスするスペースに、人が頻繁に通る」から。
せっかくソファでくつろいでいても、周りでうろちょろされてはソワソワしてしまい、「なんとなく心地よくない家」になります。

改善するためには、家事動線とリラックススペースが絡まないように整理して間取りを考えましょう。
くわしくは後述します。
階段が窮屈で危険
28坪の間取りは、階段が窮屈なプランが多いです。
なぜなら、LDKやほかのお部屋の広さを大事にする分、窮屈なスペースで登り切れるように計画されるから。

階段の上り下りがしづらいと、上下階に行く頻度が落ちてしまいます。
せっかくの2F建てなのに、ほとんどワンフロアだけで生活をするという、アパート時代と変わらなくなってしまうんですね。
改善するには、リビング階段やてっぽう階段(直線状の階段)を採用する、2階までを低くして必要段数を減らし、踊り場をもうけるなどの工夫がいります。
外観がダサい
28坪の2階建ての家は、外観がダサくなりがちです。
なぜなら、28坪の家は横に小さいので、縦長に見えやすいから。
人の目線からあおるように家を見上げると、それはもう残念に見えてしまいます。

改善するためには、建物全体の高さをおさえる、家の周りに樹木を植えて、見た目の重心をさげるなどの工夫がいります。
もし、あなたの間取りがここまでの内容にあてはまっていても、ダメだというわけではありません!
「玄関が狭いけど、予算とかLDKの広さを優先するから仕方ない」というように、デメリットを知って受け入れていれば問題なし。
そして、28坪のお家は、建築コストが安く、その分素材や設備にお金をかけられます。
さらに、エアコンもお家のすみずみまで効かせやすくなりますし、メンテナンスも楽で、お庭も広く取りやすい。
28坪のお家は、コンパクトな分、質が高く豊かな暮らしが実現できる可能性がたっぷりなんです。
次の章では、28坪の間取りを、より豊かにするテクニックをお話しします。
28坪の間取りをもっと快適にする方法
景色を取り込む
より広さと豊かさを感じさせるテクニックです。同じ家でも、窓から自然を感じられる方が、豊かさが増します。
たとえば、山、川、海、木々などを見られる位置に窓をもってくるといいです。
もし、自然が近くになければ、お庭に木を植えて、窓から眺められるようにしましょう。

天窓をつけて、空を独り占めできるととても豊かになります。夜は星空を楽しめますよ♪

庭とつなげる
より広さを感じさせるテクニックです。たとえ小さな家でも、外の空間とつなげて生活の一部で使うことで、広く豊かに感じます。


↑のように、たとえ外であっても、生活で気軽に使えるスペースをもうけると、小さい家は豊かになります。
室内と外をうまくつなげるコツ
中間領域とは、お家の中と外の区別があいまいなゾーンです。
たとえば、ウッドデッキ、土間、軒下、縁側など。間取りでいうと↓のピンクの部分です。

中間領域をつくることで、お外に気軽に出やすくなります。
たとえば、湯船から水風呂に入るのは気が引けるけど、ぬるいシャワーを浴びてからだと入りやすくなりますよね。
このように、中間領域は「外に出るハードル」を下げて、日常生活でも外を使いやすくしてくれます。
外を「自然と使える場所」にする方法
よく、「庭にデッキはあるけど使ってない家」ってありますよね。
じつは、デッキや土間はただ設置するだけだと使わなくなります。もったいないですよね。

↑のようなデッキは、あまり意味がありません。
なぜなら、奥行きが狭くて使いづらく、庭との高低差があるのに階段もないので、行き来がしづらいからです。
自然と外と中をつなげてくれるデッキは↓のようなものです。

以下のポイントに気を付けて、中間領域をつくりましょう。
・デッキや土間には屋根(庇)を設ける(雨の日や陽ざしが強い日でも使え、室内のような安心感がでる)
・道路側や人通りの多い道側はさける(目線にさらされると居心地が悪くなるため、やむを得ない場合はフェンスや樹木で工夫を)
・室内との高低差をできるだけ0にする(高低差は行き来をしづらくするため)
・お庭におりやすいよう階段をもうける
・奥行きと幅をしっかりとる(1.5m以上あるとイスやテーブルもおきやすい)
視線の抜けをつくる
より広さを感じさせるテクニックです。同じ坪数でも、視線が抜ける方がより広く感じます。

外からの目線は遮る工夫を
抜けを意識するあまり、外からお家の中が丸見えはナンセンス。
なぜなら、人の目線が気になると、日中カーテンをあけなくなって、結局視線の抜けがなくなってしまうから。

室内からは見えるけど、外からは見えないように、窓の高さやサイズ、フェンス、樹木などでうまく対策しましょう。
想像の余地をつくる
より広さを感じさせるテクニックです。
↓の画像を見比べてください。どちらが「奥が広がってて素敵そう」だと感じますか?

おそらく、右だと思います。
このように、「奥になにかありそうな雰囲気」を感じると、勝手にその先を「広くて素敵な空間だ」とイメージしやすいんです。
この性質を利用して、間取りに「奥に何かありそうな雰囲気」をつくることで、より広くワクワクする家になります。

風の通り道をつくる
より空間を快適にするテクニックです。
風が通ると、エアコンをつける期間が減って電気代が安くなりますし、五感で季節を感じられてとても豊かなお家になります。
風が通りやすい間取りにするには、まず、以下の2つを意識しましょう。
・お家全体で、東西南北に風が抜けるようにする
・各部屋ごとに、風が抜けるようにする
そして、↑の2つを実現するためには、具体的に以下の方法があります。
・風の入口と出口用の窓をそれぞれ設け、それらは適度に離す
・各部屋に2つ以上、違う方角に窓をもうける
・「たてすべり窓」という風が入りやすい窓をつかう
・どうしても2つ以上窓が取れない部屋は、引き戸を使って空間をつなげて通風する
これらを取り入れたのが↓の間取りです。

自然光を十分に入れる
より広く、快適にするテクニックです。
LDKや各部屋はもちろん、廊下や水回り、収納にも自然光を入れることで、28坪の間取りはより豊かになります。
↓の写真、どちらが朝から「仕事がんばろう!」「家事やるぞ!」と思えますか?

きっと、右でしょう。
もちろん、どうしても窓がとれないなら、照明でもしかたがありませんが、自然光はできるだけ取り入れたほうが、お家のすみずみまで豊かになります。

建具から光を入れる
↓のように、ドアにガラスがあるタイプのものを使うと、隣からの光でふんわりと明るくなります。


光を反射させて入れる
じつは、「明るい家=直射日光がたくさん入る家」ではありません。自然光はものにあたって反射して、やわらかい明かりになります。
イメージは、「直射日光=LEDを直接見る」だとしたら、反射した自然光は、間接照明のような優しさです。

動線を整理する
よりリラックスでき、家事をしやすくするためのテクニックです。
家事をするときに動く距離はできるだけ短くし、リラックスするスペースと絡まないようにするのがコツです。

収納は「適所、適量」をめざす
小さな家でもスッキリ暮らせるテクニックです。28坪の間取りは、いかに物に邪魔されないかが、快適のカギです。
部屋が片付きやすくするためには、「出し入れがしやすい」「使いやすい」ことが何より大事。間取りで大事なのは↓の2つです。
・収納場所と、使う場所が近いこと
・収納する物と収納サイズがあっていること
たとえば、「コートは2Fのクローゼットにしまう」となっていると、絶対にリビングのソファにぬぎっぱなしになります。
「書類は押入れの中」となっていると、手前に物を置いて取り出しにくく、行方不明になります。
↓のように、物を使う場所としまう距離、サイズ感を考えましょう。

収納は「家具」で柔軟に
いくら収納計画をしても、いざ住むと、予想外の場所に収納がほしくなることもあります。くわえて、子供が成長するにつれ、必要な収納場所や量も変わります。
なので、28坪のお家には「間取りに最低限の収納+収納家具」がオススメです。
たとえば、ダイニングや水回りなど、夫婦で必要な収納量を最低限間取りにいれます。
そして、各部屋にはクローゼットをつけず、タンスで対応。その時々の散らかりやすい場所や量に合わせて収納家具を使ってみると、ムダがなくていいかもしれません。
ロフトをつくる
より使えるスペースを広くするテクニックです。
↓は、左がロフトなし、右がロフトありの画像です。

右の方が、お家が広く感じませんか?
ロフトは2F、かつ、天井を低くしても使える部屋の上、かつ、屋根が高くなっているところに作ります。(わが家はバルコニーの上に作りました)
坪数は変わらずとも、使える面積が増え、お家も広く感じますよ♪
吹抜けをつくる
より広さを感じさせるテクニックです。同じ坪数でも、天井が高い方がより広く感じます。
↓の2枚の写真を見比べてみてください。どちらが広く感じますか?

多くの方は、右側が広いと感じるはずです。実際の空間に立つと、もっと広さのちがいを実感できます。
また、28坪の間取りは、1,2Fをどちらも最大限に使うことで、快適になります。
2Fを最大限に使うためには、お部屋や廊下を適度に吹抜けにつなげましょう。すると、2Fも明るく開放的になり、1Fと同じように豊かになります。
↓の間取りと写真を見比べてください。2Fを吹抜けとつなげることで、まったく豊かさがちがいます。

部屋数と広さを見直す
じつは、間取りを考えているうちに、「子供が2人だから、個室が2ついる!」「個室は6畳以上!」など、思い込んでる時があります。
たとえば、子供部屋は本当に人数分いるのでしょうか?↓は子供が未就学時の、部屋の使い方のイメージです。

小さいうちは、個室がほとんど使われないです。
小学生でも、宿題はママがいるLDのどこかでやりそうですよね。実は、子供が独立した後も、↑と似たような使い方になります。
つまり、個室を十分に使うのは、小学校高学年~高校卒業までと考えると、10年あるかないかなんです。
もちろん、子供の里帰り用や、客間として使えるかもしれませんが、それは「普通の大きさの家(32坪以上)」の場合に考えること。
28坪の間取りでは、その「余分」がほかの空間をグッと窮屈にしてしまうんです。
理想は、何十年住んでも「すべての部屋」を「十分に」使っている状態
それでは、子供2人の4人家族でイメージしてみましょう。(筆者と同じ家族構成です)
部屋の使い方は、子供が「~未就学」「小~高」「独立後」で大きく変わります。このときどきに、部屋が過不足なく使え、融通がきくのが理想です。時系列で考えてみましょう。
↓まずは、子供が未就学時の部屋の使い方です。

子供が未就学児の時は、家族が集まって寝ることが多いので、ベッドなら8畳、布団なら6畳のスペースが最低いります。
また、危険がなく、のびのびすごせ、目につくスペースがあると、快適に子育てがしやすいです。
このように、初めから個室をつくるのでなく、扉やカベをとっぱらっておくと融通がききやすいです。
↓つづきまして、自分のスペースをほしがり始める小学生~の使い方です。まだ低学年のうちは、「宿題はリビングダイニング」が多いでしょう。
また、いきなり個室を与えなくても、兄弟と部屋を共用する使い方で、家族とのつながりを大事にするのもいいかもしれません。
↓中学生~は、兄弟と部屋を完全に分けたい!と感じる子もいるでしょう。その場合はこのように対応できます。

子供部屋を用意しておかなくても、「その時に子供が求める場所」を子供部屋にすれば成り立ちます。
このときはじめて、扉やカベをつけるか検討するのがオススメ。
オープンな場所になれている子は、のれんやパーテーション、家具などでゆるく仕切るだけで十分な場合もあります。
↓最後に、子供が巣立った後です。

子供が巣立った後も余分な部屋がなく、むしろ夫婦でめいっぱい楽しめる空間にしておくのがオススメです。
なぜなら、家の寿命が60年として、子供がいるのは20年ほど。夫婦だけで暮らす時間の方が長いからです。
子供が巣立ったあとも、また壁や扉をとっぱらって、広々と暮らせると快適ですね。
狭さは、むしろ快適
たとえば、居酒屋で広々とした席に通されるより、パーテーションや扉で仕切られた狭い席の方が、居心地よくありませんか?
じつは、扉やカベなどで囲ったり、クロークやキッチンの奥などの、何かを通った先にある行き止まりの空間は、とても落ち着いて居心地がいいです。

じつは小部屋は、動かなくてもすぐに物に手が届くので楽!(笑)
小部屋にすることで、リビングが広く取れることもあります。お部屋の広さをもう一度考えてもいいかもしれません。
部屋数よりも、居場所をつくる
たとえば、飲食店が満席で待つとき、どこにいたらいいかわからないと、ソワソワしちゃいますよね。逆に、ソファや待合エリアがあれば、ホッと落ち着きます。
このように、たとえ個室でなくても、居場所があれば落ち着くし、快適になります。
28坪の間取りでは、空間をつなげながらも、たくさんの落ち着く居場所をつくることで、快適さと広さを両立できます。
↓ですが、普通の間取りは、部屋数=居場所数になりがちです。

↓そこで、空間をつなげて部屋を狭くする代わりに、居場所を増やしてみると…

部屋はなくとも、場所はたくさん増やすことができます。居場所が多いと家が快適になる理由は、「選択肢が増える」ことだと思います。
たとえば、普通の間取りなら、個室(こもる)かリビング(オープン)の2択です。
ですが、居場所が多い間取りの場合は、加えて「家族の気配を感じながら1人になる」「外の空気を感じながら1人になる、家族といる」と、バリエーションが増えるんです。
その時の気分にあわせて色んな過ごし方が選べるお家は、狭くても飽きずに豊かに暮らせます。
機能を兼用させる
機能を兼用させることで、省スペースが叶います。
たとえば、↓のような兼用はいかがでしょうか。
・ランドリールーム×クローゼット
・脱衣×洗面×浴室
・クローゼット×書斎
・パントリー×家事室
たとえば、ランドリールームとクローゼットを兼用させることで、洗って干して収納するまでが1か所でできて、家事楽になることも♪
もちろん、あなたに抵抗があれば採用しないほうがいいですが、「あれ、この部屋わけなくてもいいんじゃない?」と感じているなら、チャレンジしてみてください。
ちなみに↓はわが家が兼用したものです。

私は奈良育ちでとくに自然が大好き。「お庭を日常生活に」がモットーでした。
そこで、ダイニングを土間にしたことで、普段から土足で生活し、そのままお庭に出やすくなりました。毎日新鮮な空気を吸いながら生きています(笑)
このように、「自分の豊かさにつながる発想」がきっと隠れてますよ(*^^*)
客間は、いっそ切り捨てる
頻度にもよりますが、28坪の家に専用の客間はなくていいと思います。
もし、6畳の客間をつくったとして、坪単価50万円のお家なら、客間のために150万円かかるということです。
じつは、わが家も遠方から友人が年に2回ほど遊びに来てくれますが、「気遣うからホテルに泊まる!」と言ってます(;’∀’)
客間をつくるにしても、日常生活でも十分使えるようにするのがオススメです。
28坪の家が「間取りの工夫」だけでは「本当の快適」にならない理由
土地によって、快適さが変わるから

いくら間取りの工夫をしても、そもそも土地とマッチしていなければ不快になってしまいます。
たとえば、シルクで体のラインが強調される服があったとします。その服自体はとても美しくて綺麗です。
ですが、ふくよかな人が着ると…三段腹が丸見えで、むしろ裏目に出てしまいますよね。
このように、間取りも土地に合ってないと、「玄関あけるとすぐ道路で危険!」「せっかくのリビングとお庭なのに人目が気になって落ち着かない!」というように、悪いものになってしまいます。

立体感によって、快適さが変わるから

ここまでのテクニックは、あくまで間取り=平面的なことがです。
たとえば、賃貸の内覧をしたときに、「お、思ったより広い!」「狭い…」ということがありませんでしたか?これは、天井の高さ=縦の空間のちがいからおこります。
天井が高いほど家は広く感じますし、低いほど狭く感じるんです。
単純に、天井を高くする=家が快適になる、ということではありません。
たとえば、高層ビルのエントランスに、かなり上までのびる吹抜けがあると、広くは感じますが落ち着きがなくてソワソワしませんか?
家を快適にするためには、広く感じつつも「ちょうどいい高さ」が大事なんです。
どこかを良くすれば、どこかが悪くなるから

じつは、間取りはどこかを良くすればどこかが悪くなるという、絶妙なバランスで成り立っています。
もし、ここまでのテクニックをすべて採用するだけだと、「坪数」「予算」「見た目」「素材」など、どこかがオーバーになるはず。
すべて、釣り合いをとるためには、プロの知恵が必要になります。
28坪の間取りを快適にするために、本当にやるべきこと
28坪の家を快適にするには、プロの「小さな家の提案力」が必須

もし、28坪の家をもっと快適にしたいなら、「小さな家の提案力があるプロ」を探し、提案や改善をしてもらいましょう。
ここでミソなのは、プロの中でも「小さな家の提案力があるプロ」を見つけること。
たとえば、お金持ちの豪邸ばかり設計してきたプロに、小さなお家の提案力があるかといわれると…不安ですよね。
逆に、小さな家を設計してきたプロは、快適にするノウハウをたっぷり持っています。
「小さな家の提案力」があるプロはどうやって見つけるの?
という方。
実は、注文住宅、自由設計をうたっている住宅会社でも、設計力が高いわけではありません。
では、どうやって探せばいいのか?「小さな家の提案力があるプロ」の見つけ方を、下の記事でまとめました。

今の間取りに納得できないときは?
という方。
「建てたい!」と心から思えない間取りは、そのままだと「後悔する家」になりやすいです。
納得できるまで間取りに向き合いましょう!
では、どうすれば理想の間取りに改善できるのか?施主がやるべき行動を、↓でお話ししてます。

自分で間取りを改善したいなら?
という方は、小さい家のエキスパートと言われている、伊礼智さんの本もオススメ。
家づくりで凝り固まった考えをハッとさせて、家の本当の心地よさを教えてくれる視点がたっぷりつまってます。
「あぁ、良い家ってこういうことか」と実感できるので、住宅会社や間取りを検討するときの大事な指針になってくれるでしょう。
そして、コンパクトな家にはたくさんの工夫と知恵が必要ですが、それをギュッとまとめてくれてる本がこちら。
素人~設計の玄人まで、扱いやすいテクニックを、図でわかりやすく解説してくれています。
自分で間取りを改善してみたい人には、必須の本かもしれません。
まとめ
28坪の間取りは、普通のお家と比べてとてもコンパクト。なので、快適にするためにはたくさんの工夫と知恵が必要です。
ですが、今回紹介できたのは「間取り=平面的」な解決方法であって、28坪の家を快適にするためには、間取りと同じくらい、立体的な工夫や、周辺環境の活かし方が大事です。
そのため、建築的な知識や経験が必須で、素人だけでの判断で快適をつくるのはかなり難しいです。
もしあなたが、予算要望を叶えながら28坪の家をもっとステキに快適にしたいなら、質の良いプロの力が必要です。
「小さな家の提案力のある住宅会社」を探して、あなたの条件に合わせたアドバイスをもらいましょう!
もちろん、労力はかかりますが、難しいテクニックを並べたこの記事をここまで読まれた方の気力、行動力があればきっと大丈夫。
本気で28坪の家を快適にしたい、今の間取りがどうしても気に入らない、という方はぜひチャレンジしてみてください。