朝おきてごちゃ~っとしたヘヤを見ると、「はぁぁ」とため息。子どもや夫に「片づけて~!」とイライラするのも嫌ですよね。
「新築ではスッキリ暮らしたい!」と思っているあなた。
じつは、間取りから「あるスペース」をへらしておかないと、お金をムダにするうえに、リビングダイニングはせまくなり、おまけに「散らかる家」になってしまいます。
その「あるスペース」とは、なんだと思いますか?
なんと、収納スペースです。
収納が多い家=散らかる家 なのです。
「え、うそでしょ!?」と思いますよね。
「今のアパートが散らかるのは、収納不足。だから、新築では収納をたくさんつけたい!」というお客様がたくさんいます。
ですが、収納をふやしても、家はスッキリ片づきません。
むしろ、収納は「いらない物」をふやします。収納は、働かずスペースだけを占領するニートをうみだしてしまうのです。
なので、もしスッキリ片づく暮らしがしたいのなら、間取りからまっさきに「収納」をへらしましょう!
といっても、「はい、へらします」なんてすぐに納得なんてできませんよね。
この記事では、「収納が多い家のデメリット」をご紹介。あなたのスッキリ片づく理想のお家づくりにお役立てください(*^^*)
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収納スペースが、家を散らかす理由
おおくの人が、「収納をふやせば、片づく」とかんちがいしています。
いつも散らかったヘヤにイライラしている、とある子育てママがいました。そのママは、家に物があふれているのは、収納がたりないからだと思っていました。そんなママもついにマイホームへ。こだわりのファミリークローク。各へやにはクローゼット。玄関にはシューズクローク。インスタでみてきた、憧れのスッキリした暮らしができると、ワクワクしていました。
ところが…
いつのまにか、数ある収納は物でパンパンに。「あれ、どこにしまったっけ?」とさがし物もふえました。「めんどうだし、すぐ使いたいから、もう買っちゃおう!」をくりかえします。そしてついに、リビングダイニングにまで、物があふれはじめました。
「新築なんだから、ちゃんと片づけてよ!」 またアパートのときのイライラママに逆もどり。「さすがに物をへらさないと…!」と断捨離をはじめるも、「あ、これは思い出の」「これまだ使えるし、もったいない」となかなか捨てられません。
たくさんの収納スペースをとったせいで、ただでさえ狭くなってしまったリビングダイニングには、今日も物があふれています。それでもそのママは、「もっと収納をつけるべきだったんだわ…失敗した…」となげき続けているのだとか…
このママは、なにがいけなかったのでしょうか?
人はスペースがあれば、物をふやしてしまう習性があります。
さらに、「損失回避の法則」がはたらきます。損失回避とは、いざ「捨てよう!」としても、「まぁいつか使うだろうし…」と、なかなか捨てられない心理のことです。
つまり、収納がたくさんある家には、物がふえてしまいます。そして、整理しようにも「捨てられない」心理で、一向に物はへらず、ちらかってしまうのです。